mixi内のメールアドレスによる検索機能、ひとまず休止措置

2010/12/03 06:40

検索【ミクシィ(2121)】は2010年12月2日夕方、同社が運営するSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)【mixi】で同年11月30日に正式導入した「メールアドレスによるマイミク(mixi上の友達)検索機能」について、これをいったん白紙に戻し、導入前の仕様に差し戻すことを発表すると共に、即時実行した。これについて運営側では「ユーザーの皆様がご利用しやすいよう一部機能の見直しをおこなうため」と説明している(【発表リリース(mixiへのログインが必要)】)。

↑ 機能が差し戻された後の「メールアドレス周りのマイミク探し」。相手のメールアドレスを知らないと利用できない従来のスタイルに戻っている
↑ 機能が差し戻された後の「メールアドレス周りのマイミク探し」。相手のメールアドレスを知らないと利用できない従来のスタイルに戻っている

↑ 機能の差し戻しが行われた後の「検索の情報公開」部分
↑ 機能の差し戻しが行われた後の「検索の情報公開」部分

今件はmixiに2010年11月30日に正式導入された「メールアドレスでの検索機能」に関するもの。任意のメールアドレスを入力することで、検索対象を是とするmixi会員から対象となるアカウント保有者をリストアップできるものだった。しかし「メールアドレスによる検索を想定していないmixi利用者が多数いたこと」「『検索対象にしても良い』が初期設定で、利用者が変更しない限り検索対象にされてしまう」「個人情報が多数盛り込まれているmixi内のプロフィールと、匿名を前提として展開していたmixi外のブログやウェブサイトの内容が、メールアドレスを介して『同一人物である』と結び付けられてしまう」という、個人情報周りのリスクを多分に含んでいた。

このリスクに対し導入直後から多数の「被害報告」や「リスクに対する警鐘」「注意喚起」「対応への疑問の声」などがインターネット界隈で持ち上ったこともあってか、mixi側では一度「検索の公開情報」項目の「友人のメールアドレスから探す」という表記を「メールアドレスからの友人登録拒否」に変更。しかし仕様そのものに変化は無かったため、利用者からの問い合わせが引き続き相次いだためか、12月2日の夕方に、

「メールアドレスでマイミク登録」の仕様変更について
11月30日(火)に仕様変更をおこないました「メールアドレスでマイミク登録」機能ですが、ユーザーの皆様がご利用しやすいよう一部機能の見直しをおこなうため、変更前の仕様に一旦、戻させていただきました。

以上、どうぞよろしくお願いいたします。

との公知を行い、検索機能を差し戻す処置を即時実施した。

現状では検索する側はメールアドレスを使った検索は出来なくなっているものの、検索の公開情報設定においては引き続き選択ができるようになったまま。心当たりのある人は、今のうちに「メールアドレスからの友人登録拒否」の部分を「受け取らない」にしておくことをお勧めする。

以前の記事でも触れたが、初期設定で「友人のメールアドレスから探す」を「ON」にした上で運用を始めたのは、競合サービスのFacebookを意識したものか、あるいは「導入されても気がつかずにそのままmixiの利用を続ける人が多数に及ぶため、初期設定をOFFにしておくと検索”する側”の利便性が損なわれかねない」という目論見によるものと推測できる。

mixiにおいては、初期はFacebookのようなオープンなものではなく、クローズドなもので長期間運用されていた。そして現在でも、その当時からの利用者も多数存在しており、コミュニティ文化としてもその雰囲気が根強い。そのような状況下で今件のようなサービスを(事実上)配慮なしに導入したことについては、mixi内外で再検証を要するものと評することができよう。

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