「天使のチーズケーキ」1か月で300万個突破
2010/12/07 07:06



↑ 天使のチーズケーキ
『シェリエドルチェ』とは【サークルKサンクス内専用ページ】でも説明されているように、「”ワンランク上の本物のおいしさとワクワクするような豊富な品揃えをお客様に提供したい”という思いから生まれたサークルKサンクスのオリジナルスイーツブランド」。[ローソン(2651)]が展開している「驚きのデザート」(ウチカフェスイーツ・プレミアムライン)と同じようなコンセプトの商品シリーズと思えば理解がしやすい。
「天使のチーズケーキ」は2010年11月4日から発売された、カップ入りのミニチーズケーキ。スポンジと半熟チーズケーキなどを複数層に重ね合わせており、スプーンですくって口に含むと、柔らかな中にも多層の味わいがいちどきに口内に広がる、不思議で美味しい食感を楽しむことができる。
リリースにもあるように、「天使のチーズケーキ」は発売開始の11月4日から1か月で300万個を突破。このスピードはもちろんサークルKサンクスのデザートでは史上最速であり、【スプーンで食べるデザート第二弾「プレミアムシュークリーム」ローソンから発売】でも触れた「プレミアムロールケーキが発売1か月で500万個超」に(展開店舗数などを考慮すれば)届くかのような偉業といえる。
これを記念するかの如く、サークルKサンクス側では

・クリスマスケーキをイメージした少人数向けのカップデザート「ショコラクリスマス」「ストロベリークリスマス」を12月25日まで発売。
・クリスマス限定のデザート「X'mas 苺パフェ」「X'mas チョコレートパフェ」を12月9日から12月25日まで発売。
・値札切り離し可能ラベルの採用(『シェリエドルチェ』中、一部商品のみ)。12月25日まで。
など、続々と期間限定の新商品や新機軸を打ち出している。特に最後の「値札切り離し可能ラベル」はローソンのウチカフェスイーツにおける「商品パッケージからの価格表示撤廃」と同じコンセプトによるもので、クリスマス期間限定なのが惜しい発想といえる。
先日のたばこ値上げによる「ついで買い需要」の減退や、中期的な傾向として確認できた雑誌群の販売額の低下(【出版物の売り場毎の販売額推移をグラフ化してみる】)など、コンビニの前にそびえるハードルたちに対し、昨今ではスイーツへの積極的注力が難関突破の一つの主力施策と考えているように見える。サークルKサンクスが今回の「天使のチーズケーキ」のヒットセールスという「勢い」をどのように活かすことができるのか、今後の姿勢に注目したいところだ。

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