【更新】とらのあな、ストリーミング形式の電子書籍販売サイトをプレオープン

2011/01/04 12:00

とらのあな電子書籍販売サイト同人誌などを販売する「とらのあな」を運営している虎の穴は2010年12月30日、「コミックとらのあなWEBサイト」の電子書籍販売版サイトともいえる[とらのあな電子書籍販売サイト]をプレオープンしたと発表した。ストリーミング形式でパソコン(PC)・iPad・iPhone向けの同人誌を販売する。正式オープンは1月中からで、現在は期間限定で無料提供されている冊子と、発売予定の冊子のデータを確認することができる([発表リリース])。

↑ とらのあな電子コミック販売サイト
↑ とらのあな電子コミック販売サイト

↑ 実際の閲覧はこのような感じで(とらのあなの情報誌、「とらだよ。 Vol.119」)。左・右ページをクリックするとさくさくめくれる
↑ 実際の閲覧はこのような感じで(とらのあなの情報誌、「とらだよ。 Vol.119」)。左・右ページをクリックするとさくさくめくれる

「とらのあな」ではすでに【コミックとらのあなWEBサイト】にて、各種同人誌やアニメDVD、音楽CD、コミック・書籍など各種エンタメ商品の通信販売、さらにはダウンロード販売を実施している。今回プレオープンしたのは、「ストリーミング形式で閲覧可能な電子書籍」の販売専門サイト。対応機種はパソコン以外にiPadとiPhoneで、後者のモバイル端末では専用のビューアアプリケーションwookをAppStoreから【インストールして(無料)】利用することになる。

認証ページ
18禁タイトルは事前に認証が求められる。
チェックをしないと一覧表示でも
タイトルなどのみで表紙すら表示されない
wookで購読する書籍について【Q&A】を見る限り、「EPUB対応の形式で登録されている書籍に関しては、EPUB形式でのダウンロードが可能です。PDF形式でのダウンロードはできません」との記述が確認できる。「とらのあな電子書籍販売サイト」内を見まわしても、ダウンロード関連の話やEPUB対応に関する言及は無い。「データをダウンロードして購入する」というよりは「いつでも閲覧する権利を購入する」、言い換えれば「データセンター内の該当冊子へのアクセス権を買う」と考えた方が理解をしやすい。

【書店の売上高などをグラフ化してみる(2010年・「出版物販売額の実態」版)】で解説しているように、虎の穴社は「とらのあな」を中心にエンタメ系のビジネスを堅実に続けており、売上高も年々増加の一途をたどっている。去年あたりからようやく日本国内でも本格的に動きを見せるようになった電子書籍の分野に、同人誌販売の雄ともいえる「とらのあな」が独自サイトを設けて乗り出したことは、「電子書籍そのもの」「同人誌業界の分野における電子書籍の可能性(特にダウンロード形式では無く、ストリーミング形式という販売スタイル)」「とらのあなの経営戦略」さらには「出版業界全体の動向」など、さまざまな観点において注目に値する。

今後の動向、特にセールス・利用状況を注意深く見守りたいところだ。


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