誘導灯をステッカーにして省エネ・セブン-イレブンがステッカー式誘導標識を導入へ
2011/01/12 06:45



↑ ステッカー式誘導標識

↑ 別のデザインのものだが、同じ「ASNシリーズ」シリーズの誘導灯の暗所での画像
今回使用が決まったステッカー式の誘導標識は、エルティーアイが開発、愛光電気が販売する、改正消防法に適合したステッカータイプの消防設備認定標識「アルファ・フラッシュ 」の新アイテム「ASNシリーズ」(【エルティーアイの仕様書、PDF】、【解説ページ】)。
2009年末に消防法が改正され、一定の基準を満たす小売店舗や事務所に設置されている電気式誘導灯は、消防認定標識を設置すれば免除されることとなった。製品そのものは消防法告示第5号に基づく「高輝度蓄光式誘導標識」として「消防設備認定」を取得済みで、今回「一定の基準を満たす小売店舗や事務所に設置されている電気式誘導灯は、消防認定標識を設置すれば免除認定される」という消防法施行規則等の一部を改正する省令(平成21年総務省令第93号)に基づき、日本消防設備安全センターの認定取得が行われている。
高輝度蓄光式誘導標識「ASNシリーズ」はステッカータイプのため電力を必要としない。もちろん利用時に、消費電力や二酸化炭素は発生しないことになる。よって既存の電気式誘導灯と比較し、1台あたり排出される二酸化炭素を年間で82.2キログラム削減することが可能となるという。セブン-イレブン・ジャパンでは今後、関係省庁や取引先と連携の上、店内における使用電力や設備機器の稼動状況などの「見える化」に向けた実証実験にも取り組んでいくとのこと。
専用のステッカーで電気が消えた時など非常時の誘導の役割を十分に果たし、法にも適合するのなら、確かに電力・二酸化炭素の心配は要らなくなる。非常に合理的なアイテムの採用といえる。1つ1つの節約量は小さいかもしれないが、誘導標識はいたるところに存在するため数は多く、差し替えを行えば大きな節約効果が期待できる。今後他の全国展開をしている小売チェーン店でも、同様の試みが行われるようになるかもしれない。

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