シャープで銀色、イカすスタイル…北大阪急行電鉄、新型車両9000形を来春から導入
2013/12/12 06:30



↑ 9000形 POLESTAR II外観

↑ 9000形 POLESTAR II内装
今回導入が決まった新型車両「9000形 POLESTAR II」は「お客様への静かなやすらぎ空間の提供とさらなる環境性能の向上」をコンセプトに開発。車内照明には通勤車両では初となる調色・調光可能なLED照明を導入し、季節、朝夕など状況に応じた「やすらぎ空間」を車内に演出する。また全閉式高効率主電動機、新空調装置、低騒音型駆動装置、低騒音型電動空気圧縮機など複数の新機軸装置の採用により、従来車両と比べて車内外の騒音低減が図られている。
環境面では全閉式高効率主電動機、最新VVVFインバータ制御装置を採用したほか、前照灯を含むすべての照明機器をLED化。従来のVVVF車両に比べ、25%以上の省エネルギーを達成。
安全面では車体台枠構造の強化を図ると共に、座席端部仕切板を大型化するとともに、座席部に握り棒を設置、万一の急ブレーキの際の安全確保策を強化する。バリアフリー面では車両の低床化によるホームとの段差縮小、車いすスペース、転落防止幌(ほろ)、扉開閉予告灯、各扉上部の運行案内表示器、連結面間の自動扉など、多数の機能を実装する。
外観は従来の車両から一新して無塗装ステンレスによる光の反射効果を取り入れた立体感のあるものとする一方、内装では木目調の化粧板やゴールデンオリーブ色のシートなどを用いて北大阪急行車両の伝統を引き継ぐことになる。さらに一部木材(不燃性)を採用し、既存車両の利用客も引き続き安心して利用できる、落ち着きのある車内環境を提供していく。
ごく薄い肌色をベースに二種類の赤系統のラインがアクセントとなり、丸みのある車体が温かみを覚えさせる8000形。その印象とは打って変わり、赤系統のラインを使用していることに違いは無いもののその色の上下を逆転させ、面積もやや狭くし、基調色のシルバーをひときわ引き立たせる色調と、直線感の強いシャープな車体が特徴的な新型車両の9000形 POLESTAR II。まさに新時代を切り開く象徴として、路線を突き走ることだろう。
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