ハイジがナビする関節リウマチの疾患啓発サイト、中外製薬が開設

2011/01/25 06:49

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リウマチ疾患啓発特設サイト【中外製薬(4519)】は2011年1月24日、同年1月17日から関節リウマチ疾患に関する疾患啓発サイト【リウマチ疾患啓発特設サイト】を開設したと発表した。同サイトでは「アルプスの少女ハイジ」をイメージキャラクタに起用、関節リウマチに関する最新の情報を分かりやすく解説していく(【発表リリース】)。


↑ 「アルプスの少女ハイジ」がナビゲートするリウマチ疾患啓発特設サイト
↑ 「アルプスの少女ハイジ」がナビゲートするリウマチ疾患啓発特設サイト

関節リウマチの患者は日本国内で約70万人-100万人存在すると言われ、その多くは女性で30代から50代の頃に発症している。関節リウマチは早期に適切な治療を行わないと関節が変形する、全身性の疾患。昨今、生物学的製剤の登場などにより、薬物療法のパラダイムシフト(これまでの常識をくつがえす、劇的な変化)が起き、適切な治療を早期から受けることで寛解(関節リウマチの症状・兆候が消失した状態。「治癒」とは異なる)を達成する可能性が高まりを見せている。さらには寛解の維持を目指すことが治療のゴールになりつつある。

そこで中外製薬ではこの状況に合わせ、多くの人に関節リウマチの現状をより詳しく知ってもらうために、今回の専門ウェブサイト「リウマチ疾患啓発特設サイト」を開設することとした。「関節リウマチって、どんな病気?」という素朴で基本となる疑問から、診断、症状の進み方、治療目標と治療法、「生物学的製剤」とは何か、などを解説していく。また、開催レポート付きの市民公開講座やイベントの案内、関節リウマチの専門医が在籍する近隣の医療機関を検索できるシステムへのリンクも掲載している。

ハイジがナビゲートさらに患者本人が早期治療の重要性を理解し、希望を持って治療を受けられるよう、図やイラスト、写真を用いてわかりやすく解説している。幅広い層に人気のあるキャラクター「アルプスの少女ハイジ」をイメージキャラクターとして起用したのも利用者のハードルを低くするための試みの一つで、彼女らが読み手をナビゲートしていく。

一昔前と比べれば随分と普及率は向上しているものの、高齢者のインターネット利用率が高いとは決していえない。今回の「リウマチ疾患啓発特設サイト」のように、高齢者にこそ目を通して知ってほしい情報も山のように存在するのだから、是非ともチャレンジしてほしいものだ。あるいは周囲の人たちが「こんな役立つ情報も提供されているヨ」と指示してあげることで、新たにインターネットの世界に興味関心を持つようになるかもしれない。

自らの手にせよ、あるいは周囲の人の手ほどきを受けてにせよ、一番情報を待ち望んでいるはずの、リウマチ疾患者の多い、あるいは発症リスクが高い高齢者にこそ、今回のサイトを知り、内容を把握して役立ててほしいものである。

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