【更新】ネスレ日本、ネスカフェブランドのインスタントコーヒーを値上げ・コーヒー豆価格高騰で
2011/02/02 06:59



↑ ニューヨーク商品先物市場におけるコーヒー豆の相場動向(週足)。【フジフューチャーズ】から。
先に【UCC上島、コーヒー出荷価格を値上げ・店頭価格は2割ほど上昇の見込み】や【スターバックス、コーヒー豆価格の高騰を受けて価格改定】でお伝えしたように、コーヒー豆の国際相場はこの数年、一貫して上昇基調が続いており、ネスレ日本でも2008年1月にソリュブルコーヒーの価格改定を行っている。しかし2010年後半からの相場のさらなる高騰により、代表的な指標であるニューヨークコーヒー豆相場は2008年当時の約1.7倍と、歴史的な高値となっていて、昨年来の円高差益を考慮しても約40%の上昇を記録している。

リリースには具体的な値上げ後の価格が記述されていないが、ネスレ日本の広報などに確認したところによれば、代表的な商品としていくつか例をあげると、
・エクセラ 250g……1248円→1338円
・ゴールドブレンド 100g……880円→998円
・ゴールドブレンド 150g……1284円→1468円
・香味焙煎 70g……758円→858円
・ゴールドブレンド 100g……880円→998円
・ゴールドブレンド 150g……1284円→1468円
・香味焙煎 70g……758円→858円
などの価格改定が予定されている。同価格にも関わらず引き上げ幅が異なるのは、コーヒー豆のブレンド比率の違いによるもの。
また、これに先立つこと2010年12月27日には【キーコーヒー(PDF)】が価格改定、今年の1月11日には【味の素ゼネラルフーヅ】が容量変更を行うなど、コーヒー豆価格の高騰に伴い各メーカーが相次いで価格の(実質的)値上げを実施している。先の記事にもある通り、昨今の価格上昇が短期的・一時的要因によるものとは限らないところを見ると、しばらくはコーヒー通には辛い時期が続く可能性は高いといえよう。

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