AGF、4月1日出荷分から家庭用インスタントコーヒーを値上げへ・コーヒー豆価格高騰が原因

2011/02/09 06:42

珈琲味の素ゼネラルフーヅ(AGF)は2011年2月8日、同年4月1日出荷分より家庭用インスタントコーヒー32品目の価格改定や、「ブレンディ レギュラー・コーヒー 460g」シリーズ4品及び「マキシム レギュラー・コーヒーちょっと贅沢な珈琲店 360g」シリーズ4品の容量変更を実施すると発表した。同社ではすでに1月11日付け発表で2月17日から「ブレンディ レギュラー・コーヒー スペシャル・ロースト」シリーズ2品の容量変更を行うとしているが、今回はコーヒー豆相場の高騰が今後も見込まれることによる値上げとのこと。今値上げで新たにインスタントコーヒーで平均約11%の価格改定(メーカー出荷価格)、レギュラーコーヒーで平均約12%の容量変更が行われることになる(【発表リリース】)。

↑ ニューヨーク商品先物市場におけるコーヒー豆の相場動向(週足)。
↑ ニューヨーク商品先物市場におけるコーヒー豆の相場動向(週足)。【フジフューチャーズ】から。

【UCC上島、コーヒー出荷価格を値上げ・店頭価格は2割ほど上昇の見込み】【ネスレ日本、ネスカフェブランドのインスタントコーヒーを値上げ・コーヒー豆価格高騰で】【スターバックス、コーヒー豆価格の高騰を受けて価格改定】でお伝えしたように、コーヒー豆の国際相場はこの数年、一貫して上昇基調が続いており、冒頭でも触れたように今年1月に一部製品の値上げを発表している。しかし上昇機運がしばらく収まる気配は無く、同社では企業努力の範囲を超えるものと判断。新たにインスタントコーヒーで平均約11%の価格改定(メーカー出荷価格)、レギュラーコーヒーで平均約12%の容量変更が行われることになった。コーヒー豆の高騰ぶり(約50%、円高差益分含む)と比較すれば今回の価格改定、容量変更ではコーヒー生豆の価格上昇分を補えないものの、市場全体に与える影響を考慮して今回の値上げ幅となった。

まろやかな香りブレンドまた業務用コーヒー商品についても価格改定を同時に実施する一方、スティックコーヒー及びパーソナルドリップコーヒーなどについては、企業努力により「今回は」価格改定を見合わせている。しかし高騰しているコーヒー生豆相場がさらに上昇基調に転じるようであれば、価格改定・容量変更も検討しなければならないと言及。スティックコーヒーなどの値上げもありうることを示唆している。

去年からのコーヒー豆高騰は元々コーヒーの裏年であったことに加え、さまざまな単発的要因、さらには新興国の急速な需要の増加など、複数要因が元となり、その上投機筋による買いこみも一因となっている。要素の多くは時の経過と共に価格押し上げ圧力を低下させていくが、「新興国の急速な需要増加」については単年での解決は見込めない。コーヒー豆の底上げ的な価格漸増は十分あり得るだけに、今後もコーヒー豆、そして各コーヒーメーカーの動向には注意を払いたいところだ。

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