お菓子大手カルビー、3月11日に上場へ

2011/02/09 06:24

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株式上場お菓子製造販売大手のカルビーは2011年2月8日、同年3月11日に東京証券取引所に上場すると正式に発表した。所属部・公募価格は現時点で未定だが、上場規模から想定すると1部上場が有力。2010年3月末時点で同社の連結純資産額は637億7000万円に達している(【発表リリース】【東証の該当データ】)。


カルビーは1949年4月に松尾糧食工業として創設、1955年5月に社名をカルビー製菓に変更。1964年に「かっぱえびせん」の発売を開始して以来、「ポテトチップス」など、じゃがいも系・小麦系・トウモロコシ系のスナック製造販売を行っている。他にベーカリーやシリアル食品も手掛けている。

上場時の発行済み株式総数は公募281万5700株を含め3170万4950株。オーバーアロットメントによる売り出し60万株。単元は100株で、売り出し価格決定は同年3月3日となる。直近の2010年3月期の連結経営成績は、売上1464億5200万円、営業利益95億3300万円、経常利益95億3900万円、当期純利益は40億1700万円、1株あたり純利益は7201円61銭(ただし2011年1月14日付で1対50の株式分割を実施しており、それに基づいて算出すると144円03銭)。

同社はスナック菓子で高いシェア率・知名度を誇るだけに、これまでにも何度か上場株式に関する投資詐欺の対象とされてきた(同社サイトでも【当社株式における投資勧誘行為について】とのリリースを確認できる)。今回の上場に絡み、「その手の筋」が最後の攻勢をかけてくることは十分に考えられる。【国民生活センターの注意喚起】などを参考に、正規のルート以外でのアプローチには聞く耳を立てないように気をつけてほしいところだ。

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