「指舐めて ページをめくる アイパッド」毎年恒例サラリーマン川柳優秀作品投票開始

2011/02/18 06:46

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川柳第一生命は2011年2月17日、毎年恒例の「サラリーマン川柳コンクール」において、ノミネートされた作品100句を発表すると共に、投票の受付を開始した。同年3月16日まで投票が行われ、その結果としてベスト10が同年5月中旬にも発表されることになる(【該当ページ】)。


↑ 私が選ぶサラ川ベスト10
↑ 私が選ぶサラ川ベスト10

「サラリーマン川柳」は哀愁や情景、楽しみなど、サラリーマンをテーマにした川柳(五七五で形成される短文)を応募し、読者選考を行って優秀作品を決める主旨の大会。今回の投票で24回目を迎えることになる。就労人口がもっとも多いであろうサラリーマンにスポットライトをあてているため、その年その年の世情が色濃くにじみ出ているのも特徴の一つ。

今回は一般応募として2万6686句が投稿され、そのうち100句がノミネート。今回の投票の対象となった。

 クレームも 社員じゃわからん パート出せ
 コンビニで 整いました 母の味
 体重計 乗るたび「ゲゲゲ」な 我が女房
 何になる? 子供の答えは 正社員
 日本海 どこからどこまで 日本かい
 風呂の順 2番じゃダメかと 追い出され
 天職を 求めて転職 今無職
 部下からの 遅刻のメール 渋滞なう
 上司より 頼れる使える スマートフォン

今年も社会情勢を強く反映してか、景気後退感の強いものが多い。それと同時に社会情勢を反映した単語を盛り込んで強烈に皮肉ったもの、雇用周りの実情を庶民視点から描いたもの、そしてデジタル系のアイテムの浸透に伴う環境の変化を詠ったものなど、「今」を非常によく見通せる内容となっている。

なお投票した人の中から抽選で「サラ川」傑作選を500名など合計で1万人に当たるプレゼントも用意されている。「当たるかな ダメで元々 応募しよう」「まず応募 当たる当たらぬ 神頼み」というわけではないが、世情を楽しみながら投票してみるだけの価値はあるというものだ。

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