JR東日本、「ひざ開き」を防ぐ新型座席を試験導入へ

2011/03/09 06:17

「ひざ開き」を防ぐ新型座席【JR東日本(9020)】は2011年3月8日、通勤電車用シートに関して、新タイプのシートを開発したと発表した。従来型と比べ「座り心地」「譲り合いの気持ち」を両立できる形状をしているとのこと。今後コストや快適性などの点から実証実験を行っていく(【発表リリース】)。

↑ 新型シート
↑ 新型シート

↑ 従来型シートとの比較
↑ 従来型シートとの比較


↑ 今件を伝える報道動画(公式)。
↑ 今件を伝える報道動画(公式)。【直接リンクはこちら】

通勤電車用シートについてJR東日本側では、これまでできるだけ多くの乗客が快適に座れるように座面幅の拡大、着席区分の明確化などの改善を行なってきた。しかしながらひざの開き、もたれかかり、足の投げ出しにより周囲の乗客が不快に感じたり、乗客自身が着座時に周囲に迷惑をかけていないかを気にしてしまうケースが多いことが判明。そこで、車内の乗客が互いに快適に利用できるように、「シートの座り心地」と「譲り合いの気持ち」を両立可能なシートの開発を目指すことになった。

今件課題に対し、慶應義塾大学理工学部機械工学科 山崎信寿教授とJR東日本研究開発センター先端鉄道システム開発センターは共同研究を実施。「座り心地と譲り合いの両立」を目指した『座っている乗客にも周囲の乗客にも快適なシート』を設計・試作。試作品については、これまで座り心地などの総合的な評価を行ない、概ね良好な結果が得られた。

膝開き防止と深座りを促進する座面今後は実用化に向けて、2011年6月から山手線の1編成1両で試行を行ない、シートの快適性・耐久性・コストなどの検証を行なっていくという。

資料などを見た限りでは、背もたれの部分は深座りが可能になるため座り心地が良くなりそうだが、座面における「ひざ開き防止」のための「中央部における前方への傾斜」は賛否が分かれるかもしれない(長時間の姿勢維持は疲労蓄積を加速化させる可能性がある)。今後実証実験の中でさらにデータが取得されて検証が行われ、より良いものに改良されていくことを期待したい。

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