東電、1都8県に対し計画停電(輪番停電)を3月14日午前6時20分から開始・5グループ区分で3時間ずつ

2011/03/13 21:53

スイッチ[東京電力(9501)]は2011年3月13日、翌日3月14日からの輪番停電(計画停電)の実施について発表を行った。

「輪番停電(計画停電)」とは地域をいくつかに分割し、地域毎に一定時間ずつ電力供給を止めるというもの。この措置により、電力供給以上に電力需要が生じることで起き得る大規模な停電を避けることが可能になる。

週末は企業や工場が休みなために電気需要量も少なめて、先の東北地方太平洋沖地震を起因とする各種トラブルによる発電所の稼働率が低下した環境下でも、電力量不足を避けることが出来たが(UFR:Under Frequency Relay、周波数低下継電器。周波数が低下した場合、負荷を自動的に遮断するシステム…も活用)、週明けの月曜以降は企業・工場も稼働をするため、東京電力管轄区域における電力不足が避けられないものとなった。

平日の電力需要予想は4100万kW(最大利用想定時刻18時-19時において)。これに対し供給量は3100万kW。その差を穴埋めするため、今回の輪番停電を行う判断と相成った。

具体的には明日3月14日については1都8県(栃木・茨城・群馬・千葉・神奈川・東京・埼玉・山梨・静岡)を5グループに分割。第1グループは6時20分-10時と16時50分-20時30分、第2グループは9時20分-13時と18時20分-22時、第3グループは12時20分-16時、第4グループは13時50分-17時30分、第5グループは15時20分-19時が対象時間帯(以上24時間表記)。実際にはこれら各時間帯のうち3時間程度が停電となる。15日以降は需給状況に応じてグループ分けや実施時間帯が毎回変更され、前日の夕方までに計画を作り公知するとのこと。また、同じ区でも大字通称によりグループが異なる場合があり、注意を要する(各エリア区分の詳細については【東京電力の公式サイト】に逐次掲載される関連リリースを参照のこと。記事執筆時点では各地域区分を示すファイルはPDF形式のため注意が必要)。

なお東京電力公式ページトップに掲載された、今件に関する公知文章は次の通り(記事執筆時点)。

東京電力からのお願い
緊急逼迫による計画停電の実施と一層の節電のお願いについて

明日(3月14日)の当社サービスエリアの計画停電につきましては、以下の、お客さまのお住まいの支店エリアをクリックしてご覧下さい。大変ご迷惑をおかけいたしますが、よろしくお願いいたします。

※アクセス集中により、つながりにくい場合がございます。その場合は、時間をおいてからアクセスください。
栃木/茨城/群馬/千葉/神奈川/東京/埼玉/山梨/静岡

なお、停電時間は表中の数字(グループ)をご覧ください。

第1グループ 6:20-10:00 16:50-20:30 / 第2グループ 9:20-13:00 18:20-22:00
第3グループ 12:20-16:00 / 第4グループ 13:50-17:30/ 第5グループ 15:20-19:00

(ご注意事項)
※グループ毎の時間帯は、開始・終了時間が多少前後することがあります。
※当日の需給状況によっては、予めお知らせした時間以外にも停電する場合があります。
※また、当日の設備状況によっては、お知らせしたグループと違う時間帯に停電させていただく場合があります。

輪番停電は一般世帯、商業・工業地域の区別なく行われる。これは電力供給の段階で区別することは不可能なため。鉄道は輪番停電で停電該当区域の一部がかぶっても、複数の区域にまたがる場合がほとんどのため、電力供給が止まり電車がストップすることは無いものと見られる。一方で学校や病院などの公共施設も停電の対象となるため、自家発電などで対応する必要が生じてくる。

また、電力不足への対処方法としては輪番停電の他に「ローソク送電(低電圧送電)」という手法もある。これは電圧を落とした上で電気が送られてくるもので(半分の50ボルト前後の場合が多い)、電球や一般家電のようなものなら何とか稼働するものある。しかしいわゆるデジタル系の電気製品は、安定した電圧が必要となるため、ローソク送電では稼働が事実上不可能となる。そのため、今回はあえて輪番停電の選択肢を選んだと考えられる。

なお今回の措置は、需要と供給の差である1000万kWの穴埋めをする電源が確保できる2011年4月一杯まで続けられる予定。東京電力の記者会見によれば、4月以降の見通しについては、電力消費量の増える夏の時期に同程度の電力不足が予測されるため、再び輪番停電を想定していると説明。また、医療機器などを自宅で用いており、停電で困難をきたす人は、東京電力のカスタマーセンターに連絡を入れてほしいとしている。

停電区域を前日の夕方までに決定、とあるが、その公知が当日中までに果たせるのかという問題がある。また対象地域においても、サーバー類や冷蔵庫など継続稼働が前提とされる電気機器をどのように維持するかなど、考慮しなければならない点は多い。各自情報入手と対策に鋭意努力をし、自分で出来る限りの対策を講じてほしい。


※今情報は記事執筆時点のものです。閲覧時には変更されている可能性があります。最新情報は各自東京電力サイトからご確認ください。念のため再度お知らせしておきます。

対象「区」「市」であっても、対象「地域」で無い場合も多分にあります。最終的には調べたい地域の自治体の公式サイトで確認なされるのが確実です。

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