文部科学省、被災・影響を受けた学生や受験生への配慮を大学側へ通達

2011/03/15 06:51

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学生応援文部科学省は2011年3月14日までに、同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の本震とそれに続く余震、二次災害などを受け、被災した・影響を受けた受験生や在学生への配慮などに関する通知・要請を行ったことを明らかにしている。状況に鑑み、入学試験の期日延期、奨学金に関する周知徹底、授業料納付の弾力的な取扱い、入学手続き期間の配慮などが挙げられる(【発表リリース一覧ページ】)。


記事執筆時点で文部科学省が公知している、受験生・在学生への配慮措置は次の通り。

【東北地方太平洋沖地震の発生に伴う平成23年度大学入学者選抜における対応について(依頼)】(3月12日)
被災や交通機関の乱れで影響を受けた学生への配慮依頼(再試験、期間延長、各種支払いの減免や猶予)。

【東北地方太平洋沖地震の発生に伴う平成23年度大学入学者選抜における対応について(依頼)】(3月14日)
入学手続き期限の延期。柔軟対応の検討依頼。

【東北地方太平洋沖地震により被災した学生等への配慮等について(通知)】(3月14日)
日本学生支援機構の奨学金の周知徹底や利用サポート、各種経済的支援の配慮願い。就職活動支援、精神的影響への適切対応。

【東北地方太平洋沖地震の発生に伴う平成23年度大学入学者選抜における対応について(社団法人国立大学協会及び公立大学協会)】(3月14日)
入学試験の手続きの延長などへの措置の「要請」(国立大学)と「お願い」(公立大学)

これに合わせ、例えば【東京大学】では2011年3月13日の時点で、「募集要項記述にある手続き期間は3月15日までだが、支障がある人は電話かメールで連絡を」「手続きにおいて、合格者本人の意志を確認せずに入学の資格を取り消すようなことは無い」などの発表をしている。

各種状況下で入学試験や在学中に関して心配している学生・受験生も少なからずいると思われるが、すでにこのような措置が取られているので、無用な心配は不必要なことを認識してほしい。それと共に可及的速やかに学校側へ連絡を入れ、今後の対応の指示を受けてほしいものである。

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