経済産業省、計画停電時のガス機器使用について注意「喚起」

2011/03/17 07:05

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ガス経済産業省は2011年3月16日、計画停電(輪番停電)時における、ガス機器の使用に際しての注意事項を発表した。これと前後し、東京ガス側でも同様のリリースを発表。停電中の換気や、照明不足による操作ミスに対する注意を促している(【経済産業省側発表リリース】)。


【東電、1都8県に対し計画停電(輪番停電)を3月14日午前6時20分から開始・5グループ区分で3時間ずつ】【東北電力管轄地域でも計画停電(輪番停電)を3月16日から実施へ】にもあるように、現在東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)による電力供給量不足の問題から、東京・東北電力管轄エリアのうち広範囲で、計画停電(輪番停電)が実施されている。この停電に際し、停電中は換気扇や給排気設備が作動しない場合があるため、ガス機器を使うと十分な換気が出来ず、一酸化炭素中毒などを引き起こす可能性が生じる。

今件について経済産業省側では、「やむを得ずガス機器を使用する場合は、窓を開けて換気をするなど、十分に注意してください。小型湯沸器、暖房器具及び業務用機器をご使用の場合は、特に注意してください」とし、可能なら停電中はガス機器を使わないこと、使わざるを得ない時には換気を十分に行うこととしている。特に、夜間の停電中にガス機器を使う場合、手元が良く見えず、操作を誤り、ガスそのものが漏れる可能性もある。操作そのものも十分に注意するよう促している。

ガス東京ガス側でも3月14日付で【計画停電における弊社の対応ならびにお客さまへのお願いについて(PDF)】を発している。その中で経済産業省の注意勧告と同様の内容を示すと共に、ガス風呂給湯器・100V電源を使用しているガスコンロ・ガスファンヒーターなどのような100V電源を使っている機器は、停電中は使用できない件についても注意している。

直接の被災地以外では計画停電実施中の電気と比べ、ガスは地震直後の自動停止以外は継続供給が行われていることが多く、これまでより多用している世帯も少なくないと思われる。しかし停電時の使用は今件に挙げられたようにリスクを伴う場合もあり、十分な注意が必要。むしろ停電時には使わないようにするのが無難といえる。

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