東京電力、現在の電力使用状況グラフを公開

2011/03/23 06:25

節電[東京電力(9501)]は2011年3月22日、東京電力の管轄内における電力の使用状況をセミリアルタイムで掲載する【電力の使用状況グラフ】を公開・逐次更新すると発表した。電力の使用状況の公知頻度を上げることで、電力需給状況の把握をしやすくし、節電の啓蒙を推し進める狙いがある(【発表リリース】)。

↑ 電力の使用状況グラフ
↑ 電力の使用状況グラフ

【東電、1都8県に対し計画停電(輪番停電)を3月14日午前6時20分から開始・5グループ区分で3時間ずつ】にもあるように、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)の影響で電力の供給量を大きく減じた東京電力では、管轄地域に対して2011年3月14日以降計画停電(輪番停電)を実施している。この成果効力についての問い合わせが多かったらしく、さらには節電効果を逐次知らせることでさらなる節電への啓蒙にプラスとなると判断、専用のページを創り、1時間単位の電力消費量(使用実績)を公開する事になった。

グラフには当日の電力使用実績が1時間単位で棒グラフに(計画停電実施時間はオレンジ、実施していない時間は水色)、前日の利用動向がピンクの折れ線グラフで、前年同日が青の折れ線グラフで掲載されている。また、グラフの直下には当日の電力供給力(ピーク時)が合わせて示されており、使用実績とあわせてどれだけ余裕があるのか、ギリギリなのかが推し量れるようになっている。

データの公開頻度が上がっただけでも進歩しているといえるが、実際にグラフを見てもらえば分かるように、色々と「公知上の手落ち、手抜き」が目立つ。例えば1時間単位の実績は棒グラフ化されているが具体的な数字が無い(後述するが報道機関などにデータは逐次提供されている模様)、グラフ内にピーク時の供給力が反映されていないので「見た目で」の切迫感が伝わってこないなど、である。これらの問題点・改善すべき点は、東京電力側が認識していれば、随時改善されていくものと期待したい。

一方、この公開データ、さらには報道機関向けなどに同時に提供されていると思われる詳細データを基に、各ポータルサイトなどが工夫を凝らし、より分かりやすい形での情報提供を行っている。例えばヤフーはトップページ、そして【節電に関する専用のページ】で、最新情報としての「東京電力の電力使用状況」をグラフィカルに提示している。

↑ 記事執筆時点でのヤフートップページに表示されている、「東京電力の電力使用状況」
↑ 記事執筆時点でのヤフートップページに表示されている、「東京電力の電力使用状況」

時系列的な動きは分からないが、これなら「今」における「あとどれだけしか無いのか」がひと目で分かる内容。「すぐに今の状況が知りたい」人が多いと思われる検索エンジンの利用者のニーズに応える見せ方といえる。

ヤフーにおいては、さらに見やすいデータの公知を推し進める形で、例えばブログパーツでの提供、クリックすると東電の公開グラフと同様の時系列グラフの表示展開など、さらなる節電の啓蒙にプラスとなるような「仕掛け」を創り上げてほしいものだ。もっとも本来なら、これらは東電自身が行ってしかるべき内容なのではあるが。

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