【更新】室蘭港の広域防災フロート、22日に福島県の相馬港に向けて出港

2011/03/23 06:30

広域防災フロート国土交通省北海道開発局は2011年3月22日、北海道室蘭港に係留していた「広域防災フロート(室蘭港浮体式防災施設)」を被災地への支援物資を搭載した上で、同日午後に出港させたと発表した。燃料油200リットル入りのドラム缶810本・約16万リットルと各種生活物資を4トントラック約8台分搭載している(【出港の発表リリース】)。


↑ 「広域防災フロート」(「室蘭港浮体式防災施設」)
↑ 「広域防災フロート」(「室蘭港浮体式防災施設」)

「広域防災フロート」の正式名称は「室蘭港浮体式防災施設」。詳細は[室蘭市の公開データ]や【独立行政法人 海上技術安全研究所の公式データ】などに納められているが、普段は係留施設などとして利用。大規模地震などの災害時には代替岸壁、被災地へ曳航して住民避難や物資の輸送、臨時ヘリポートなど、復旧活動などの支援施設として利用する。

3月19日時点で同フロートの出港は輸送する燃料を入れるドラム缶の調達に1週間ほどの時間がかかるとし、当初の3月21日から大幅にずれ込むと伝えていた。しかし翌日の3月20日、遅延の主要因であるドラム缶について、灯油600本(中身含む)と軽油輸送に用いる空ドラム缶100本を、陸上自衛隊北部方面隊が支援物資として提供。残りの110本(A重油100本分とドラム缶、軽油の中身110本分・ドラム缶10本分)は北海道開発局内で調達。わずか1日で問題はクリアされた(【発表リリース、PDF】)。

また出港予定日の当日3月22日には派遣先を「既存施設の応急復旧では対応が最も困難な相馬港(福島県相馬市)」に決定(直行)。すべての支援物資を積み下ろし、臨時係留施設として活用することになった。支援物資は「【東北地方整備局ホームページ「被災された市町村の臨時掲示板」】に寄せられている地元からの要望を踏まえて、それに則した生活物資を出来るだけ集めて」、出港の22日15時ぎりぎりまで詰め込まれたため、最終的には食品、飲料、日用品など合わせて4トントラック約8台分となった(【最終リスト(PDF)】)。

相馬港への到着は3月25日の夜を予定している。その頃には到着の報なり発表リリースが公開されるだろう。当初出港を1週間ほど遅らせる最大の要因だったドラム缶の調達が、主に陸上自衛隊北部方面隊の協力で充足、わずか1日の出港遅延で済んだことは、幸運であったといえる。同時に同方面隊の素早い対応にはかけ値の無い賛美の声を挙げたいところだ。

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