東京都、乳児のいる家庭にペットボトルの飲料水提供へ

2011/03/24 06:55

ガイガーカウンター東京都は2011年3月23日、水道水において食品衛生法に基づき「乳児の飲用に関する暫定的な指標値」を超える濃度の放射性ヨウ素が測定されたと発表した。それに伴い23区・一部多摩地域の住民に対し乳児による水道水の摂取を控えるよう促すと共に、緊急対応として乳児のいる家庭への飲料水提供(乳児のいる家庭一人当たり3本)を行う。3月24日には搬送を開始する。なお「1歳未満の乳児についても、長期にわたり飲み続けなければ問題はない」とも説明している(【水道水の放射能測定結果について】【飲料水提供説明(PDF)】)。

東京都では3月23日に金町浄水場・朝霞浄水場・小作浄水場の3か所で測定を実施。そのうち金町浄水場において、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値である100ベクレル/キログラムを超える210ベクレル/キログラムの放射性ヨウ素(ヨウ素131)を検出した(原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値は300ベクレル/キログラム)。この数値は長期にわたり摂取した場合の健康影響を考慮して設定されたものであり、代替となる飲用水が確保できない場合には摂取しても差し支えないものであるとしているが、今回指標値を超えたということで都側では「23区、武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市」において乳児による水道水の摂取をひかえるよう促している。

またこれに伴い、都側では緊急対応とし、乳児のいる家庭に「乳児1人当たり3本の500ミリリットル入りペットボトルの水を提供」するなどの対応策を発表した。具体的には次の通り。

・対象地区は23区、武蔵野市、三鷹市、町田市、多摩市、稲城市
・3月24日午前中に対象地区へ搬送開始
・乳児のいる家庭向け。乳児一人あたり3本(550ミリリットル×3)
・各地区では準備が整い次第提供開始。追加の提供も準備中
・水道水の測定値は当面、毎日公表。
・業界に対しては、ペットボトルの増産を要請。
・現在の測定値であれば、乳児を除き、誰もが水道水を飲んでも問題ない。1歳未満の乳児についても、長期にわたり飲み続けなければ問題はない

なお今回検出されたヨウ素131の半減期は約8日。ヨウ素131の検出要因が一過性のものであれば、継続的に発表される計測値は漸次減少するものと推定される。

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