【更新】イトーヨーカ堂、東京都などの40店舗で乳児世帯への飲料水優先販売を実施
2011/03/25 06:05


今件は2011年3月23日時点で東京都が金町浄水場・朝霞浄水場・小作浄水場の3か所で測定を実施したところ、金町浄水場において、食品衛生法に基づく乳児の飲用に関する暫定的な指標値である 100ベクレル/キログラムを超える210ベクレル/キログラムの放射性ヨウ素(ヨウ素131) を検出した(原子力安全委員会が定めた飲食物摂取制限に関する指標値は300ベクレル/キログラム)ことを起因とするもの。市販の飲料水を買い求める人が殺到し、各店舗で在庫切れになるという事態が発生した。
東京都では現時点で3月23日と24日において、乳児のいる家庭向けに乳児一人あたり3本(550ミリリットル×3)を配布する施策を実行している。しかしさらに多くの水を求めている人、あるいは何らかの理由で手に入らなかった人などで、より必要性の高い乳児を持つ世帯関係者のうち飲料水の購入希望者に、イトーヨーカ堂で販売している販売品の飲料水が行きわたらない可能性を考慮し、今回の措置になった。
今件配慮を実施する店舗は東京都とその周辺地域にある店舗40店(具体的店舗名はリリース参照の事。25日からは1都6県の117店に対象を拡大する)。毎日15時から店内のサービスカウンターで、対象のお客が「1歳未満の子供を持つ」ことを証明できる「母子手帳」を提示することで、飲料水(2リットル入りペットボトル)を優先販売してもらえる。数量は一人1本限りで、1店舗あたり最大先着100名まで(日々の入荷数によって異なる。銘柄も店舗によって異なる)。
なお東京都では浄水場の計測をしばらく継続すると共に、水の配布も24日までは続けると伝えている(25日以降は現時点では言及せず)。

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