マガジン・サンデーも期間限定で漫画分をネットで特別無料配信
2011/03/31 07:00



↑ 講談社コミックプラス内公知ページ
まず講談社だが、同社の雑誌関連の公知ウェブ「講談社コミックプラス」で伝えられている。無料公開期間は2011年4月1日から30日を予定しており、公開されるのは漫画部分のみ。【T-Time Crochet】という専用のソフトが必要(無料、Windows Internet Explorer・FireFox、Mac OS Xに対応)。無料公開対象紙は
・ヤングマガジン15号(3月14日発売)16号(3月19日発売)
・週刊少年マガジン16号(3月16日発売)17号(3月23日発売)
・週刊モーニング15号(3月10日発売)16号(3月17日発売)
・イブニング8号(3月22日発売)
・Kiss6号(3月10日発売)
・BE・LOVE7号(3月15日発売)
・週刊少年マガジン16号(3月16日発売)17号(3月23日発売)
・週刊モーニング15号(3月10日発売)16号(3月17日発売)
・イブニング8号(3月22日発売)
・Kiss6号(3月10日発売)
・BE・LOVE7号(3月15日発売)
の6紙・9号分。
また同時に、定期発刊紙のうち2011年3月14日-4月30日までに発売されたものに限り、バックナンバーの注文を受け付ける。該当紙の発売後に注文を受け付け、電話(0120-29-9625 ※携帯電話からは0570-03-9625、営業時間(9:00-18:00))での注文に限り送料は無料となる。

↑ 小学館クラブサンデー内公知ページ
続いて小学館だが、同社の雑誌関連の公知ウェブ「クラブサンデー」内で伝えられている。無料公開期間は同年4月5日から(終了日未定)。公開されるのは漫画部分のみ。特に必要なツールは無く、無料公開対象紙は週刊少年サンデーの3月16日発売の16号・3月23日発売の17号。
また今件とは別に、クラブサンデーではすでに16号-22・23合併号(4月27日発売)から、毎号4作品を編集部側で選び、順に無料配信するサービスを先週からスタートしている。またバックナンバーについても、電話(0120‐494‐656、
(月-金 10:00-19:00・土 10:00-17:00、祝日除く))で問い合わせを受け付けるとしている。
今回手法こそ異なり期間・対象号限定なれど週刊少年マガジン・週刊少年サンデー両紙がインターネット上での無料配信に踏み切り、主要少年漫画誌三紙すべてが「漫画部分のネット配信」を実働させることになった。流通網は回復しつつあるものの、先に【出版物のインキ業界、材料・生産力・流通力不足で「非常事態」を宣言】でも伝えているように、出版物を構成する紙・インキ双方において供給力が落ち込んでおり、今後も予断を許さない状況にある。ビジネスモデルの構築や効率的かつ広範囲を対象とした配信手法の確立など、電子出版・電子書籍への対応はこれまでにも各社で進められてきたが、今後はこれまでに無いスピードでの模索・対応・改革が各出版社、そして出版業界全体求められるに違いない。いや、すでに現在進行形にあると表しても間違いではあるまい。

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