震災被災地支援に大型貨客船「テクノスーパーライナー(TSL)」出動

2011/05/09 07:07

テクノスーパーライナー(TSL)【三井造船(8031)】は2011年5月2日、同年5月17日-31日の2週間、宮城の石巻港に同社が保有する大型貨客船「テクノスーパーライナー(TSL)」を寄港させ、東日本大地震で被災した人たちに食事、入浴、休憩などの無料サービス提供を行うと発表した。同船は5月14日に同社玉野事業所(岡山県玉野市)を出航し、5月16日7時に石巻港に入港予定とのこと(【三井造船側発表リリース】【国土交通省側発表リリース】)。


↑ 震災後に救難支援に向かうものと思われていたTSL。
テクノスーパーライナーは旧運輸省などが中心に船舶技術の収れん・開発などを念頭に、航空機の高速性と船舶の大量輸送の双方メリットを活かせる輸送機関を創れないかという構想の元に建造された高速船。全長140メートルほど、全幅29.8メートル、総トン数1万4500トン。現時点では運営コストの高騰で、具体的な民間航路用への投入(東京-小笠原航路が予定されており、船名も小笠原TSL、SUPRT LINER OGASAWARAとなっている。写真からもそれが確認できる)は白紙状態にある。


↑ 国土交通省側リリースによるテクノスーパーライナーの外観と内部
↑ 国土交通省側リリースによるテクノスーパーライナーの外観と内部

今回提供されるサービス概要は次の通り

・期間……2011年5月17日-5月31日
・寄港地……宮城県石巻市
・対象者……1泊2日で、1回あたり最大181名が対象。延べ2400名程度。
  ※利用には石巻市福祉部への事前の申し込みが必要。
  石巻市福祉部保護課/電話番号:0225-95-1111(内線:2493)
・サービス内容など
  1.1泊2日(2食付きのショートステイ)
  2.乗船(午後)
  3.夕食(バイキング形式、ソフトドリンクのみ提供)
  4.シャワー(乗船後随時、タオル・ボディソープ・シャンプーは提供)
  5.宿泊(原則グループ単位で個室、またはS寝台。寝間着の提供は無し)

大型船舶は中期的に旅客を快適な環境で住まわせる設備が整っていることを考えれば、災害救難としての直接派遣はもちろんのこと、今件のような被災者支援の移動型施設としての考え方は道理にかなっている。

先の【震災被災地支援に外航クルーズ客船「ふじ丸」出動】の話でも触れたが、機動性の高さも合わせ、もっと積極的な船舶の運用による被災者支援を「上」は考察すべきといえる。

ともあれ運用される二週間、多くの人に笑みを与えてほしいものだ。

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