「久しぶり- 名が出ないまま じゃあまたね-」毎年恒例サラリーマン川柳優秀作品ベスト10決定

2011/05/19 06:52

川柳第一生命は2011年5月18日、毎年恒例の「サラリーマン川柳コンクール」において、ノミネートされた作品100句の中から投票で上位得票となった作品を発表した。トップは「久しぶり- 名が出ないまま じゃあまたね-」と、人同士のつながりが希薄化する社会においてありがちな情景が描写されるものとなった。上位には「クレームも 社員じゃわからん パート出せ」「何になる? 子供の答えは 正社員」などがつき、社会情勢を如実に表しているものが多くの票を集める結果が出ている(【該当ページ】)。

↑ 第24回 サラリーマン川柳コンクール ベスト10
↑ 第24回 サラリーマン川柳コンクール ベスト10

「サラリーマン川柳」は哀愁や情景、楽しみなど、サラリーマンをテーマにした川柳(五七五で形成される短文)を応募し、読者選考を行って優秀作品を決める主旨の大会。今回で24回目を迎えることになる。就労人口がもっとも多いであろうサラリーマンにスポットライトをあてているため、その年その年の世情が色濃くにじみ出ているのも特徴の一つ。

今回は一般応募として2万6686句が投稿され、そのうち100句がノミネート。そして【「指舐めて ページをめくる アイパッド」毎年恒例サラリーマン川柳優秀作品投票開始】にもあるように、一般からの投票を受けて今回の順位が決定することになった。

得票数上位5位はこれらの作品。

久しぶり- 名が出ないまま じゃあまたね-

クレームも 社員じゃわからん パート出せ

何になる? 子供の答えは 正社員

ときめきは 四十路過ぎると 不整脈

指舐めて ページをめくる アイパッド

今年も社会情勢を強く反映してか、景気後退感の強いものが多い。それと同時に社会情勢を反映した単語を盛り込んで強烈に皮肉ったもの、雇用周りの実情を庶民視点から描いたもの(上だと「パート出せ」「正社員」)、そしてデジタル系のアイテムの浸透に伴う環境の変化を詠んだもの(「アイパッド」)など、「今」を非常によく見通せる内容となっている。

サイト上には投票順に100位まで作品が列挙されている。中には似たようなキーワードを用いて別の視点から描かれ、対となっているような作品や、「数年後には『これは何を意味するのだろうか』と首をかしげることになるのだろうな」と複雑な心境でため息が出るような作品も見受けられる。また、ざっと見た限りでは、今年は雇用周りのものが目立つ感があり、それだけ雇用情勢がひっ迫している状況がすけて見えてくる。

紹介作品を詠み解きながら、今の世の中を推し量るのも通な時間の過ごし方、かもしれない。また、応募する・しないはともかく、自分なりに川柳を創ってみるのも良いだろう。

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