セブン銀行、被災地支援として移動型ATMサービスの運用開始
2011/05/21 08:03



↑ 移動型ATMサービストラック(イメージ図)
セブン-イレブンでは被災で営業再開に相応の時間を要する店舗について、移動販売車を用意して地域の買い物拠点 ニーズに応じている。今件はATMサービスについても「近くて便利」を実現すべく、移動ATM車を用意し、セブン-イレブンと一体となってサービス面から被災地の生活支援に取り組んでくための具体的施策となる。
移動型ATMサービスは原則としてセブンイレブン移動販売車との連動運用となるため、営業時間・営業場所共に移動販売車と同じとなる。具体的には現時点で「宮城県塩釜市、石巻市内」「宮城県気仙沼市内」「宮城県南三陸町内」の3か所。なお上のイメージ図だが、移動ATM車には限りがある(最大三台)ので、日毎に店舗(の外観)が変わる可能性があるとのこと。
利用できるカードは、セブン銀行が提携している銀行(ゆうちょ銀行含む)、信用金庫、信用組合、労働金庫、 JAバンク、JFマリンバンク、商工組合中央金庫、証券会社、生命保険会社、クレジット カード会社および消費者金融会社など567社のキャッシュカード、クレジットカード。ただし海外で発行されたキャッシュカード、クレジットカードの利用、『nanaco(ナナコ)』カードのチャージ、残高照会は利用不可能。
まったく存在しないわけではないが、被災地ではインフラの断絶や物理的被害により、現金の引き出しも通常よりはるかに難儀していることが容易に想像できる。そのような状況下で、商品購入の場を提供すると共に、お金の引き出しの場の機会を設けるのは、まさに「コロンブスの卵」的な発想であり、同時に非常に有意義な切り口といえる。現金の運用や警備面など課題も少なくは無いが、今後【セブン-イレブン、茨城県城里町で買い物弱者対策として移動販売「セブンあんしんお届け便」の運用開始】など「買い物弱者」対策用の移動型店舗と合わせ、注目していきたいところだ。

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