【更新】ハドソンの高橋名人、5月末で退社を表明

2011/05/23 12:00

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高橋名人16連射の早打ち技術など、日本のゲーム業界黎明期においてカリスマ的存在として知れ渡ると共に、【「ゲームは一日一時間」は高橋名人、「45分」は世界一のお金持ちなあのお方】でも触れたように「ゲームは一日一時間」という言葉を広めた「高橋名人」ことと高橋利幸氏が2011年5月23日、同氏が連載しているブログ[16連射のつぶやき]において、同年5月31日付でハドソンを退社することを表明した。今後は「ゲーム業界全体を応援し、またゲームの楽しさを伝えていけるように頑張っていきたいと思っています」とコメントしている。これに伴い、「16連射のつぶやき」も閉鎖することを伝えている([該当ページ])。


↑ 16連射のつぶやき
↑ 16連射のつぶやき

高橋氏は物静かそうに見せる風体に、その内に秘めるゲームへの熱い想いをたぎらせる熱血漢ぶりは多くの人が知るところ。また【ハドソン(4822)の「名人」こと高橋利幸氏の趣味はカメラ、最近はデジカメへ】にもあるようにカメラも趣味の一つにしていた。最近では【コナミ、ハドソンを株式交換方式で完全子会社化・社長も派遣へ】でも説明しているように、ハドソンそのものがコナミの完全子会社化し、その去就に注目が集まっていた。

退社の理由について同ページでは一切言及されていないが、「今から26年前にみなさんの前で出て来たわけですから、人生の半分以上もの間、『高橋名人』でいられたというのも、不思議な感じがします」という、色々と想像させられる言い回しが確認できる。

今後について高橋氏は

今後は、ゲーム業界全体を応援し、またゲームの楽しさを伝えていけるように
頑張っていきたいと思っています。

(中略)

今後も、ゲーム業界を・・・
いや、そんな大きな事じゃなく、私が気に入ったゲームを、
一本でも多く、みなさんに紹介出来る様に頑張っていければと思っています。

今まで、応援していただいた皆さんには、
急な話となってしまい、本当に申し訳ございません。
これからも、ハドソンともども応援していただければ幸いです。

と語り、ゲーム業界から離れるわけではないことを記しているものの、ハドソンの退社後にどのような立ち位置を占めることになるのかは一切語られていない。同「16連射のつぶやき」が閉鎖されるまでには何らかの形で言及されるだろうが、いずれにせよ時代の流れを感じさせる出来事には違いない。同氏の今後のますますの健闘を心から祈りたい。

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