ブラウザ導入、3D版「エキサイトバイク」の無償提供など…6月7日のニンテンドー3DSの本体更新内容発表

2011/06/03 06:44

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3DS「インターネットブラウザー」[任天堂(7974)]は2011年6月2日、同年2月26日に発売した新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」について、同年6月7日にインターネット経由で予定している本体ソフトの更新に伴う、追加機能の内容を発表した。ダウンロードソフトの購入が可能になる「ニンテンドーeショップ」や「インターネットブラウザー」(フィルタリングソフトの無料提供付き)、「DSi本体内にダウンロード購入したソフトの3DSへの引っ越し」などの機能が提供されることになる(【発表ページ】)。


↑ 3Dクラシックス エキサイトバイク
↑ 3Dクラシックス エキサイトバイク

今回の本体ソフトの更新で追加される機能は次の3つ。

ニンテンドーeショップ
インターネットに接続して利用できるシッョプで、ダウンロードソフトの購入、ゲーム情報・ゲーム映像などを楽しめる。具体的にはニンテンドー3DS専用新作ダウンロードソフト、ゲームボーイとゲームボーイカラー用として過去に発売されたゲームソフトを移植した「バーチャルコンソール」がダウンロード購入対象。

さらにニンテンドーDSi専用ダウンロードソフトとして既に発売されている「ニンテンドーDSi ウェア」も購入可能。現時点では6月7日に任天堂及びサードパーティー各社から合計10タイトル以上が、350タイトル以上のニンテンドーDSiウェアとは別にダウンロード購入が可能になる予定。

ニンテンドー3DS専用ダウンロードソフトには、過去のヒット作から厳選されたものを3Dでリメイクした「3Dクラシックス」シリーズも含まれる。その内の一作である「エキサイトバイク」ゲームは、2011年6月7日から7月31日までの期間中、無償(通常は600円)でダウンロード提供される。

インターネットブラウザ
無償で「インターネットブラウザー」をダウンロードし利用できるようになる。ブラウザそのものはACCESS社のNetFront Browserを採用(【ACCESSの「NetFront(R) Browser」が任天堂の携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS(TM)」に採用(2月28日)】)。ブログや掲示板など画像アップロードが可能なウェブサイトにアクセスし、3DS本体の写真撮影機能を用いて撮影した画像のアップロードをすることが可能となる。逆にウェブサイト上に表示されているJPEG画像をSDカードに保存し、「ニンテンドー3DSカメラ」で見ることも出来る。「お気に入り」の登録数は64個まで。

↑ ブラウザ機能
↑ ブラウザ機能

なお、ウェブサイトの表示は「3D表示」には対応しておらず、動画や音声を使ったコンテンツ、AdobeFlash、PDFなどプラグインを使うコンテンツの表示にも対応していない。解像度は指定が無い場合、横幅980ピクセルと解釈してHTMLをレイアウトする。

また、本体設定での保護者使用制限を設定すればブラウザそのものの使用の制限が可能となり、さらに無料提供されるデジタルアーツ社によるフィルタリングサービス「i-フィルター for ニンテンドー3DS」を使い表示ウェブサイトを制限することもできる。

DSi LL/DSiのソフトの引っ越し
DSi LLやDSiでダウンロードしたDSiウェアや、撮影した写真などを3DSへ移送することができる。ただし「3DSからDSi LL/DSiへの引っ越し」は出来ない。また、セーブデータやニンテンドーDSiポイントの引っ越しは不可能、引っ越しをするとDSi LL/DSi本体側ではソフトだけでなくセーブデータも消えるなど、データの種類によって色々と留意すべき事項があるので、【公式サイト内解説ページ】を熟読する必要がある。

今回の「本体(ソフト)の更新」は、3DSをインターネットに接続した状態で「HOME」メニューの「本体設定」から、「その他の設定」を選択して実施する。無事更新が行われると、バージョンは「2.0.0-2J」となる。自宅などにインターネットへの接続ができる無線LAN環境が無くても、「ニンテンドーゾーン」「Wi-Fine」などを利用すれば更新が可能。

なお今回の更新で、今年3月2日付の更新で入手できた3D動画「スーパーマリオブラザーズのテーマ」は自動的に削除される。ダウンロードしていた場合は留意してほしい。

今回の更新によって大きく変わるのは「ブラウザ機能」と「イーショップの開設」。前者は3DSの世界が大きく広がり色々な可能性が見えてくるのと共に、表示速度などが気になるところ。後者はソフトそのものや各種情報入手のルートが増えるため、これまで以上にソフトへのアプローチが容易となる。

とりわけ後者においては、今後どれだけ多くのコンテンツ(販売ソフトそのものはもちろん、各種情報)を提供できるかが、3DSの躍進を左右するカギの一つとなりうるだけに、気になるところではある。


■参考記事:
【ゲーム購入時のポイント、「一人プレイ」「大人が楽しめる」「ストーリー」以上に重要なのは?】

(c) 1984-2011 Nintendo

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