中部電力、「でんき予報」を6月27日から開始

2011/06/23 06:39

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「でんき予報」[中部電力(9502)]は2011年6月21日、専用の公式サイト【中部電力でんき予報(http://denki-yoho.chuden.jp/)】(6月27日からアクセス可能)において、同年6月27日から同社管轄内の電力需給状態などを表示する「中部電力でんき予報」を開始すると発表した。期間は同年9月30日までを予定している(【発表リリース】)。


↑ 中部電力でんき予報
↑ 中部電力でんき予報

「でんき予報」【中部電力の各種データをグラフ化してみる】などでも解説しているが、中部電力管轄は現行首相による超法規的要請により、浜岡原子力発電所が停止状態にあり、これに伴い夏期の電力供給力はひっ迫した状態にある。東日本大地震とそれに関連する震災で発電所が被害を受け、電力供給力に問題のある東京電力と東北電力では、すでにリアルタイムに近い形での電力需給状態の情報提供を行っているが、今回中部電力がそれに続くことになる。

更新は基本的に毎日18時。「イラストによる需給予報」「需給ひっ迫度合いに応じた節電のお願い文」「翌日のピーク時供給力および予想最大電力」が掲載される。さらにこれらの項目は翌日の朝8時を目安に最新情報に更新される。また、当日および前週同曜日の電力使用実績(1時間平均の電力需要)(1時間区切り、30分ほどの遅延提供)を「実績グラフ」として表示する。

リリースや掲載イメージを見た限り、現時点で携帯電話向けサイト、各種データのCSV(テキスト)の提供はスタート時点では行われない模様。前者は利用者のアクセス環境を考えると、後者は各種ガジェットの作成の上で欠かせないもの。すでに東京・東北両電力の該当サービスでは提供が行われ、情報公知において成果を発揮している。

中部電力は他電力と比べて工業施設による電力利用率が高く、住宅利用者の節電効果は他電力管轄ほどではない。とはいえ情報公知の観点では、これらの情報提供は欠かせない。是非共早急に準備して欲しいものだ。



■関連記事:
【東北・東京・中部電力の一日単位の最大電力需要推移をグラフ化してみる(2011年5月31日まで反映版)】

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