気象庁、3か月予報更新・暑さは去年よりマシだが…「気温は平年並みか高め」

2011/06/24 06:35

天気気象庁は2011年6月23日、全般3か月予報(7-9月)の更新を行った。それによると7月は東日本太平洋側と西日本において、平年に比べて晴れの日が多く、特に西日本では気温が高くなる見込みとしている(【発表ページ】【長期予報該当ページ】)。

↑ 2011年6月23日発表時点の、向こう3か月の気温における各階級の確率
↑ 2011年6月23日発表時点の、向こう3か月の気温における各階級の確率

【東京電力管轄内の最大電力需要の推移をグラフ化してみる(追補版)】などでも解説しているように、東日本大地震による影響で東京・東北電力管轄内では電力供給不足が実態のものとなり、特に両管轄内では電力消費が大きくなる夏期における、需給バランスが懸念されている。夏期の電力消費は気温(に伴うエアコン使用)に左右されるところが大きいため、気温の変移は電力問題にも大きく絡んでくる。

今回更新発表された3か月予報によれば、気温については今年の春に終息したラニーニャ現象の名残の影響もあり、

7月……平年並み(東北)、平年並みか高くなる(関東甲信)
8月……平年並み(東北、関東甲信)
9月……平年並みか高くなる(東北、関東甲信)

とのことで、ラニーニャ現象の影響を受けた昨年よりはマシだが、高めの動向が予想される。また雨量は東北が7月、関東甲信は7月・9月が多めになる可能性が高いとしている。特に関東甲信では3か月予報でも気温が平年より高めになる確率が高いとしており、注意が必要となる。

夏の暑さが厳しくなれば、電力需要の拡大による需給バランスの不安定化、さらには節電との絡みでエアコンの利用をひかえることによる熱中症患者の増大など、さまざまな点でのトラブルが予想される。各方面では全力で電力供給力の確保と拡充、節電対策が進んでいるが、電力需給の問題がすべて解決されたわけではない。東京電力管轄はもちろんだが、東北電力においでも電力需給は極めて厳しい状況にあり、先日【東北電力、管轄内の停電復旧完了・着手不可能な11万3642戸をのぞく】でも指摘したように、7月以降は予断を許さない状況といえる。

これから夏の到来に合わせ、電力需給問題はもちろんだが、気象状況にも十分注意を払っていきたいものだ。


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