隔週刊誌の「ビジネスジャンプ」「スーパージャンプ」が今秋統合へ

2011/07/06 19:30

「ビジネスジャンプ」「スーパージャンプ」集英社は2011年7月5日、同社が隔週で発売している青年漫画誌「ビジネスジャンプ」「スーパージャンプ」について、これを今秋までに統合し、新しい青年漫画誌(月2回刊のペース)を創刊すると発表した。詳細スケジュールや掲載中の各連載に関する取扱いは現時点では未公開で、詳細が決まり次第各誌や公式ウェブサイトで公知するとのこと(【ビジネスジャンプ公式サイト】)。

↑ 最新号のスーパージャンプ(左)とビジネスジャンプ(右)
↑ 最新号のスーパージャンプ(左)とビジネスジャンプ(右)

スーパージャンプは1988年11月、ビジネスジャンプは1985年7月創刊の月2回刊誌。双方とも月刊誌の期間を経てから月2回刊誌となっている。前者は元々週刊少年ジャンプの増刊号的な立場から始まったこともあり青年誌的な色合いが強く、後者は若年サラリーマンをターゲットに据えている。しかし最近では両誌間の区分が難しくなってきたのと共に、若年層の趣味趣向の多様化や雑誌離れが災いし、部数低迷が続いていた。

↑ スーパージャンプとビジネスジャンプの印刷証明付き部数推移
↑ スーパージャンプとビジネスジャンプの印刷証明付き部数推移

今回の発表によれば「青年漫画をとり巻く環境の変化、読者の志向の変化に対応して」とその理由を挙げ、

・「ビジネスジャンプ」(第1・第3水曜日発売)と「スーパージャンプ」(第2・第4水曜日発売)を統合。新しい月2回刊行青年漫画誌を今秋創刊
・月刊青年漫画誌を年内刊行
・現在増刊刊行のJUMP X(ジャンプ改)を来春定期刊行誌として創刊

という再編計画を明らかにしている。各連載漫画の動向、新刊の詳細などについては現時点では一切未公開。今後詳細が決まり次第公知を行うとの事。

雑誌販売の全般的な低迷、読者側の趣味や利用媒体の多様化に伴う状況の変化で、定期漫画誌の再編が相次いでいる。当方が紹介した限りでも、【「まんが4コマKINGSぱれっと」と「まんがぱれっとLite(ライト)」が合併へ】にもあるように四コママンガ誌2誌が統合され、一部の連載がオンラインへ移行したり、【ヤングキングアワーズ2011年7月号 読了】にもあるように月刊漫画誌のアワーズが同じ出版社発行の月刊ヤングキング誌の再編(テコ入れ)に伴い1/3程度の作品が移転を実施している。

雑誌全体のセールを維持、あるいは立て直しを図るため、作品の再編成が行われることは珍しい話では無い。作品買いの読者ならば、その作品が移転すれば移転先の雑誌の購入可能性も増す。しかしそこにあるのは雑誌社側の都合・論理であり、やもすれば読者軽視と受け止められても否定はできない。

今回の統合により、「ビジネスジャンプ」と「スーパージャンプ」双方の連載漫画がすべてそのまま残ることは考えにくく、相当数の整理統合が行われ、あるいは「月刊青年漫画誌」への移行が行われるものと思われる。精査は詳細が判明してからになるが、読者を置き去りにした再編は避けてほしいものだ。


■関連記事:
【少年・男性向けコミック誌の部数変化をグラフ化してみる(2011年1月-3月データ)】

スポンサードリンク


コメント(Facebook)


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2017 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー