三菱自動車の電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」に、エントリークラス「M」など2種類が新たに登場

2011/07/07 07:04

「i-MiEV(アイ・ミーブ)」【三菱自動車(7211)】は2011年7月6日、同社が展開している電気自動車「i-MiEV(アイ・ミーブ)」に、経済産業省の補助金制度が適用された場合において購入者の実質的負担額が188万円になる、お値打ち価格を設定したエントリータイプ「M」と、一充電走行距離の拡充・タイマー充電・プレ空調機能を持つ「MiEVリモートシステム」の設定など機能・装備を充実させた上級グレード「G」の2タイプを設定すると発表した。「M」は同年7月25日、「G」は同年8月中旬(予定)から、全国の系列販売会社経由で発売される(メーカー希望小売価格260万円-380万円、税込)(【発表リリース】)。


↑ i-MiEV「M」(上)と i-MiEV「G」(下)
↑ i-MiEV「M」(上)と i-MiEV「G」(下)

三菱自動車は、環境汚染、地球温暖化、石油エネルギーの枯渇(こかつ)など、自動車が直面する課題に対応する究極の環境対応車として、2009年7月、世界に先駆けて『i-MiEV』の販売を開始した。電気自動車(EV)の普及を進めるため、国内では2010年4月に個人向け販売を開始(【三菱自動車、電気自動車「i-MiEV」を2010年4月から個人向け販売開始・460万円から】)、これに伴い価格も当初の459万9000円から398万0000円へ引き下げ、累計で約4千台を販売しており、さらに輸出やPSAプジョー・シトロエン社向けを含めると合計1万台以上を出荷している。

今回の『i-MiEV』の主な改良としては、過去2年間の販売実績から得られた、航続距離の拡大や更なる低価格化などの、利用者サイドの声に基づき、2種類のグレードを設定して選択できるようにしたほか、ブレーキペダル連動回生ブレーキによる一充電走行距離の拡大やアクティブスタビリティコントロール(ASC:Active Stability Control、横すべり防止機構)の標準装備など基本性能を強化し、さらに夜間など比較的電力に余裕のある時間帯での充電に便利な「MiEVリモートシステム」をメーカーオプションで設定するなど、商品内容を大幅に充実させている。

気になる走行距離・充電時間だが、目安として「M」は14時間で走行距離120キロメートル、「G」は21時間で180キロメートル(いずれもAC100Vでの通常充電の場合)。要は「M」は近郊都市圏などで「気軽に近所へお買いもの」など手身近な「移動の足」として多用する場面を、「G」は通常タイプ以上に広範囲に活用する状況を想定している。

なお、太陽光発電・風力発電などの再生可能エネルギー導入の推進、将来の「スマートグリッド」実現に加え、大規模災害などの非常時の電源供給を目的として、EVの大容量バッテリーの蓄電能力が注目されている(【ハイブリッド車を家庭用非常電源車に】)。従来の “環境問題への対応”に加えて“エネルギー需給ひっ迫への対応”という観点からのEVへの期待の高まりを受け、同社では、関連技術の研究・開発を進めている。

まずは、家電製品への100Wまでの電源供給が可能な「ACパワーサプライEZ」を『i-MiEV』のディーラーオプションとして設定し、 2011年度中には、更に幅広い家電製品に使用できるよう、計1500Wまでの電源供給装置の商品化を目指している。

今回発表された2タイプのモデルは、以前【i-MiEVのエントリーモデル、今夏登場へ】で第一報を伝えたように、1か月ほど前に概要が一部報道にて伝えられたもの。「M」の走行距離120キロは往復で考えれば50キロ程度の目的地にまで達することが出来、一般家庭の日常ライフスタイルでの使用には十分耐えられる距離といえる。今後三菱自動車側がどのようなセールスプロモーションで、両タイプを展開していくのかはもちろんだが、電気自動車の利用促進という面でも、動向が気になるところだ。


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【三菱自動車、電気自動車「i-MiEV」を2010年4月から個人向け販売開始・460万円から】

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