Yahoo! JAPAN、メールなどで地震・節電・停電速報などを伝える「防災速報」の無料提供を開始

2011/07/26 06:41

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「防災速報」ポータルサイトYahoo! JAPANを運営するヤフーは2011年7月25日、同日から防災に関する情報をメールやYahoo!メッセンジャーで通達する「防災情報」サービスを開始した。パソコンや携帯電話のメールアドレス、Yahoo!メッセンジャーなどを登録するだけで、地震や節電・停電に関する速報や注意情報などが、横断的に配信される無料サービス。利用にはYahoo! JAPANのIDが必要になる(【発表リリース】)。


↑ 「防災情報」サービス
↑ 「防災情報」サービス

東日本大地震・震災に影響を受け、現在でも日本各地で電力供給に不安が残る状態が続いている。また地震に加え、ゲリラ豪雨などが多発する夏を迎え、災害に関する関心が引き続き高い状況となっている。ヤフー側には東日本大震災被災者から「いざという時の情報入手ルートが複数あるほうが心強い」という希望が多くあり、今回展開をはじめた「防災速報」の運営開始のきっかけとなったとのこと。

「防災情報」で提供される情報は次の通り。

■地震情報
・国内で震度5弱以上の地震が発生した場合

■節電・停電情報
・利用者の登録地域の電力会社での電力使用率が97%以上となった場合
・利用者の登録地域の電力会社から計画停電実施のお知らせがあった場合

地震情報は、国内で発生した地震の震源・震度に関する情報を速報で知らせるというもの。初期設定値は「震度5弱」以上で通知されるようになっており、「震度3」から設定することが可能。節電・停電情報は、利用者の登録地域の管轄電力会社の情報を提供する。通知の対象地域は、東京電力、東北電力、関西電力、中部電力、九州電力管轄地域となっている。

登録地域は3か所まで設定可能で、自宅や職場など任意の市区町村を設定できる。また「防災速報」で送られる情報には、津波情報、気象情報などが順次追加される予定。なお情報・媒体の性質上、「深夜や早朝にも届く場合がある」「通信状況などでメール・メッセージが不達・遅延の可能性がある」「利用料は無料だがパケット料金などは発生する」とある。また記述は無いが、各官公庁からの二次情報となるため、一次情報と比べてタイムラグが発生しうることに留意する必要がある。

現時点は「地震」「節電・停電」のみだが、今後「津波」「気象」なと各種情報を管理、警報として受信できることを考えれば、「登録しておいて損は無い」という類のサービスといえよう。

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