バンナムとディー・エヌ・エー、スマホ向けのソーシャルゲームアプリを見据えた共同出資会社BDNAを設立へ
2011/08/23 06:11


リリースによれば両社の認識として、コンテンツビジネス業界において環境変化とユーザの好みの多様化が進み、スマートフォンなどのモバイル端末で手軽にゲームなどを楽しむ市場が大きく拡大している現状がある。この認識のもと、バンダイナムコゲームスでは2010年7月よりDeNAが運営するソーシャルゲームプラットフォーム「Mobage」に向けてコンテンツの提供を行っているほか、2010年12月からは両社の共同開発によるソーシャルゲーム「ガンダムロワイヤル」の提供を開始しており、既に300万人以上のユーザを獲得している(【機動戦士ガンダムの世界観を再現したソーシャルゲーム『ガンダムロワイヤル』、配信開始6日で登録者数100万人突破】など)。
今回設立が決まった新会社は、上記認識、さらには『ガンダムロワイヤル』の成功などを背景としたもの。バンダイナムコゲームスが持つコンテンツの世界観に適したゲームの企画・開発のノウハウ、DeNAが持つソーシャルゲームの開発・運営ノウハウによって相乗効果を発揮し、グローバル市場(日本国内だけでなく世界に向けた市場)において、スマートフォンを中心としたソーシャルゲームアプリなどのコンテンツ事業の展開を行っていく。新会社の設立は10月1日だが、2011年度中にコンテンツの提供を開始する予定。
なおBDNAの資本金は1億円、バンダイナムコゲームスが75%・DeNAが25%を出資し、代表取締役社長にはバンダイナムコゲームスの現副社長・鵜之澤 伸氏が就任する。また同社はバンダイナムコホールディングスの連結子会社となる予定。
【ソーシャルゲームが家庭用ゲーム機ソフトを超えた・コナミの直近四半期決算短信をグラフ化してみる】にもあるように、大手ゲームメーカーでもソーシャルゲーム・スマートフォンの組合せは無視できない、むしろ注力すべき存在となりつつある。今回の合弁会社設立も、その流れを受けたものといえよう。

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