『モンハン』シリーズ最大の魅力は「協力プレー」

2011/08/29 12:10

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モンスターハンターポータブル 3rdアイテム調合画面ライフネット生命保険は2011年8月24日に、カプコンから多種の機種向けに発売されている人気モンスターハンティングゲーム『モンスターハンター』シリーズ(『モンハン』)に関する調査結果を発表したが、その調査結果によれば、ソニーの携帯ゲーム機プレイステーションポータブル(PSP)用の『モンスターハンターポータブル 3rd』をプレーしたことがある調査対象母集団では、『モンハン』シリーズの最大の魅力は「協力プレー」であることが分かった。6割近くが同意を示している。次いで「武器・防具の生産」「多彩なモンスター」と続いている。ただし世代別に見ると上位回答層は歳と共に同意率が減り、逆に武具の多彩さや調合などの項目で、若年層より高い傾向を見せている(【発表リリース】)。


今調査は2011年6月9日から13日にわたり、携帯電話を使ったインターネット経由で行われたもので、『モンスターハンターポータブル 3rd』をプレーしたことがある15歳から49歳の男女を対象にした。有効回答数は1000人。男女比は1対1で年齢階層比は10代210人・20代335人・30代250人・40代205人。調査実施機関はネットエイジア。

『モンスターハンター』シリーズは、雄大な自然の中で巨大なモンスターに立ち向かう、ハンティングアクションゲーム。シリーズ第一作目は2004年3月にプレイステーション2用として発売されたが、特に協力プレーが容易にできる同シリーズのPSP版が大いに人気を博し、今回調査母体の条件として用いられた『モンスターハンターポータブル 3rd』では400万本を超えるセールスに達している。そして今調査母体はその『モンスターハンターポータブル 3rd』プレー体験者が前提となっている。

単体で400万本超のセールスを勝ち得た『モンスターハンターポータブル 3rd』を含めた『モンハン』シリーズの魅力は、どこにあるのだろう。複数の選択肢を挙げ、同意できる項目を複数回答で答えてもらったのが次のグラフ。トップには「協力プレー」がついている。

↑ 『モンハン』シリーズの魅力は(複数回答)(上位10位まで抽出)
↑ 『モンハン』シリーズの魅力は(複数回答)(上位10位まで抽出)

58.2%と6割近くの人が「『モンハン』の魅力は協力プレー」と答えている。同シリーズが携帯ゲーム機のPSP版の登場以降飛躍的な成長をとげたこと、昨今ゲーム業界で注目を集めている「スマートフォン」と「ソーシャルゲーム」の組合せも、ゆるやかな協力プレーが人気のベースにあることと合わせて見ても、「他人との連携」という点がポイントであり、今回答にも反映されたようだ。

以下「達成感」「武器・防具の生産」を除けば、「多彩な」「豊富な」など奥行きの深さ(しかも単に数の水増しでは無く、意味のある広がり)による広大で自由度の高い世界観を堪能できる点が、多くの人に好かれているように見える。

一方、世代別の回答率を見ると、世代間の「物の見方の違い」がすけてくる。

↑ 『モンハン』シリーズの魅力は(複数回答)(上位10位まで抽出)(世代別)
↑ 『モンハン』シリーズの魅力は(複数回答)(上位10位まで抽出)(世代別)

歳を経るに連れて「協力プレー」「達成感」「自由度の高さ」など、ゲームプレー全体に関連する項目での魅力実感度は減る流れにある。しかし武具・アイテムの豊富さやその調合には、若年層以上の興味関心魅力を持つ動きを見せている。


↑ 『モンスターハンターポータブル 3rd』の武器紹介公式動画。
↑ 『モンスターハンターポータブル 3rd』の武器紹介公式動画。【直接リンクはこちら】

多種多彩な武具が用意され、アイテムの調合が出来る。いわゆる物品の生産系の仕組みと、それがゲーム内ビジュアルやゲームそのものの流れ・パラメーターに反映されるというリアル。その点が中堅層の心をくすぐっているのかもしれない。


■関連記事:
【『モンスターハンターポータブル 3rd』の貢献でカプコンの営業利益は165.1%増】

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