震災時の日米両軍の活動がコミックで学べる「マンガでわかる日本の軍事問題 トモダチ作戦!」8月29日発売

2011/08/29 06:44

このエントリーをはてなブックマークに追加
「マンガでわかる日本の軍事問題 トモダチ作戦!」ホビージャパンは2011年8月19日、東日本大震災での復興・救援に活躍した自衛隊・アメリカ軍の震災救援作戦をコミックで分かりやすく解説するコミック『マンガでわかる日本の軍事問題 トモダチ作戦!』を同年8月29日に発売すると発表した。価格1600円(税込)、AB判64ページ(発表リリース)。



↑ マンガでわかる日本の軍事問題 トモダチ作戦!
↑ マンガでわかる日本の軍事問題 トモダチ作戦!

「オペレーション・トモダチ」(トモダチ作戦)とはアメリカ軍が実施した東日本大地震・震災に対する救援作戦名。実際に行われた内容と比べれば(全国報道では)異様なまでに報道される量が少ないものの、海軍・海兵隊・空軍が連動する形で、今般震災に対して各種救助・救援・復興支援を大規模に展開している。

今コミックはアメリカ軍に加え、やはり救援・復興活動に勤しんだ自衛隊の活動もあわせ、震災救援作戦の全体像をミリタリー的視点から分析し、多種多彩な疑問にコミックで分かりやすく解説するもの。自衛隊とアメリカ軍双方の協力を得ており、「なぜ救助活動をするのか」にはじまり、「何が行われたか」「どのような能力があるのか」「どの部隊が参加したのか」などが語られる。さらに部隊編成図や仙台空港の復旧作戦に関するタイムライン掲載など、多角的な観点からの解説も行われている。

コミック執筆はヒライユキオ氏。【在日米軍司令部、日米同盟50周年を記念したオリジナル漫画第4部を公開】でも紹介した「わたしたちの同盟-永続的パートナーシップ」の一部担当や【魔法の海兵隊員ぴくせる☆まりたん】なども執筆している。

単に「漫画」「コミック」という言葉を耳にするだけでアレルギーを起こす人もいるかもしれないが、分かりやすい例え・状況解説・表現方法や、ていねいな文面や図表・写真などの各種資料も織り交ぜている。いわば「漫画化」は、パワーポイントなどで作成されたプレゼンテーション用の資料と同じ手法で、目を通して理解してもらうための、ハードルを低くするための方法論の一つといえる(【最新の「まりたんにっき」】ではプレスリリースよりもう少し詳しいレベルでの内容の説明がある)。日米両軍への取材を経ているだけに資料性も高く、日米両軍による救出復興行動を把握するのに、価値ある一冊といえよう。


(c)ヒライユキオ/ホビージャパン

このエントリーをはてなブックマークに追加

スポンサードリンク


関連記事


▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2020 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー