コカ・コーラシステム、缶PET自販機でLED照明を積極導入

2011/09/09 19:30

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缶PET自販機でLED照明日本コカ・コーラと国内12社から構成されるコカ・コーラシステムは2011年9月6日、2012年度から新規に購入する、「対応が可能な」すべての缶PET自動販売機について、製品ディスプレイ部分の照明にLEDを採用すると発表した。これにより従来の蛍光灯照明と比べると平均で(該当照明部分において)約70%の節電効果が望めることになる(【発表リリース】)。


↑ LED照明を使用したコカ・コーラ自動販売機
↑ LED照明を使用したコカ・コーラ自動販売機

LED照明は初期投資コストがかさむものの、蛍光灯照明に比べ同一時間における消費電力を比較した場合、平均で約70%の節電となる。コカ・コーラシステム側ではこれまでも清涼飲料業界による自主行動計画とも連携し、さまざまな省エネ性能の向上策と新技術の導入などにより自動販売機の年間消費電力量を過去10年間で約1/3以下に低減してきたが、今回の照明部分LED導入に伴う節電により、さらなる消費電力量の削減を果たすことになる。

今件はあくまでも「対応が可能な」すべての缶PED自販機に対するものであり、100%すべての自販機を意味しない。しかし可能な限りLEDの導入を推し進め、運営上の電力消費量を減らす仕組みを浸透させていくことに違いは無い。以前【「自販機はすでに電力ピーク時に9割電力カットの対策済み」日本自動販売機工業会発表】でも伝えているように、今夏の節電周りの話以前から自販機業界では漸次節電化を進めており、中でもコカ・コーラシステムは【日本コカ・コーラ、夏季の自販機を輪番冷却停止でピーク時33%節電へ】で紹介したように、積極的な節電を推し進めていた。電力需給問題が後押ししたとはいえ今回のLEDの積極導入もまた、「当たり前の施策」の一つなのだろう。

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