日産、二人乗り小型電気自動車の大臣認定を取得・実証実験へ

2011/09/30 06:44

NISSAN New Mobility CONCEPT【日産自動車(7201)】は2011年9月29日、持続可能なゼロ・エミッション社会(人間の経済活動で自然界への影響を極力抑え、ゼロにする仕組みを持つ社会、およびそれを構築するという概念)における新しいモビリティ(移動性、移動ツール)を具現化するモデルとして、100%電動コンセプト車両「NISSAN New Mobility CONCEPT」の公道走行を可能とするための大臣認可を、国土交通省から取得したと発表した。あわせてこの認定を元に、公道走行実証実験への参加も発表している(【発表リリース】)。


↑ 去年に開催された「ゼロ・エミッション社会に向けた取組」報道向説明会においてお披露目されたNISSAN new mobility CONCEPT。
↑ 去年に開催された「ゼロ・エミッション社会に向けた取組」報道向説明会においてお披露目されたNISSAN new mobility CONCEPT。【直接リンクはこちら】

↑ リリース掲載の「NISSAN New Mobility CONCEPT」
↑ リリース掲載の「NISSAN New Mobility CONCEPT」

「NISSAN New Mobility CONCEPT」はリチウムイオン電池を搭載した電動車両。最高速度は時速80キロメートルで、全長は234センチ、全幅119センチ、全高145センチ、重量は470キログラム。乗車店員は2名。

この「NISSAN New Mobility CONCEPT」は、高齢者や単身者世帯の増加といった社会背景や、乗用車の近距離移動・少人数乗車の使用実態に着目した、持続可能かつ効率的で使い勝手のよい移動手段を実現させるための新しいコンセプトの車両であり、公道を走行することは日本初となる。

日産では今件車両を通じ、国土交通省の平成23年度「環境対応車を活用したまちづくりに関する実証実験」において、横浜市、青森県、福岡県(高齢者にやさしい自動車開発推進知事連合)と共同で、超小型モビリティの活用による地域交通システムのあり方の検証や、アンケート及び実証実験後の聞き取り調査により車両の使い勝手を評価していく。また、公道走行における各種データ収集によって、他の車両と混走する上での円滑な交通流(自動車の流れ)の確保などについても検証していくことになる。

サイズ的にはすでに宅配系やデリバリー系の運送車両が、これに近い様相を呈しているといえる(昨今では駐車違反周りの法令改正で色々と大変なようだが)。また、お年寄り向けの「電動シニアカー」も概念的には近しいものがある。各種機動性能もさることながら、運用面、そして利用上の定義付けもあわせ、さまざまな検証が求められ、実行されることになるだろう。地域社会の形成・維持の役割を担うツールとしても可能性を秘めているだけに、その動向には注目せざるを得ない。


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