両面テープ的な接着剤「接着ペタッツシートタイプ」登場

2011/10/09 06:43

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「接着ペタッツシートタイプ」トンボ鉛筆は2011年10月7日、木材、プラスチック、ガラスパーツ、金属パーツ、布などの、異なる材質の物同士をしっかり固定するグミ状の粘着剤(接着テープ)「接着ペタッツシートタイプ」を同年10月20日から発売すると発表した。Sサイズ(直径約5ミリ・56個入り)・Mサイズ(直径約10ミリ・40個入り)共に価格は189円(税込)([発表リリース])。



↑ 接着ペタッツシートタイプ
↑ 接着ペタッツシートタイプ

『接着ペタッツシートタイプ』は、強粘着のグミ状の粘着剤。粘着剤は約0.35ミリの厚みがあり、柔軟性を持つグミ状のため、性質や表面の異なる素材を取り持つことで両者を固定する。粘着力は同社の事務用テープのりのおよそ15倍(同社調査結果)。液体接着剤が浸透しないモノ同士を固定するのに適しており、無色・無臭。

使用事例特長は貼りあわせることで固定できるため、液体接着剤のように乾燥を待つ必要がなく、手や作品を汚さず、テンポよく作業や作品づくりができる点。ホビー、事務用で異なる材料を固定するには、多用途液体接着剤が多く使用されているが、「手が汚れる、剤がはみ出る、乾燥に時間がかかる、粘着糸が伸びて汚した」などの短所があった。今件『接着ペタッツシートタイプ』なら少なからずそれらの短所を解決できることになる。

『接着ペタッツシートタイプ』が接着できる素材は、紙類、プラスチック、メタル(パーツ)、ガラス(パーツ)、ラインストーン、ビーズ(天然素材、プラスチック)、綿布など。これらを組み合わせた固定ができる。工作、デコレーション、スクラップブッキングなどのホビー用途から、商業店舗のディスプレイ装飾、事業所のさまざまな業務や事務処理に適している。

使用方法は、固定する対象の一方に本剤をつけ、その上で固定したい場所(モノ)に押し当てるというもの。粘着剤で固化しないため貼り合わせた後も対象物は微動するが、強力に固定されている。

↑ 両面テープと同じような使い方
↑ 両面テープと同じような使い方

要は同社が発売している、両面テープのグミ版的な、取り外し可能な粘着画びょう【ペタッツ】の強力・完全固定向け版(『接着ペタッツシートタイプ』は後ではがす用途では使えない)。常温で軟らかく、一定の厚み (体積)があることから対象物に柔軟に付着する仕組みは「ペタッツ」と変わりない。溶剤を含まない物質であるため、 (溶剤の)移行による対象物への影響がほとんどないのも特性の一つ。

同社では『接着ペタッツシートタイプ』の利用方法について、工作・クラフト以外にプレゼンサンプルなどを固定する用途(事務用の両面テープの10倍ほどの粘着力を持つ)、デコレーションラッピング、スクラップブッキングなどに活用できるとしている。両面テープ以上に強力な接着力が必要で、瞬間強力接着剤より素早い固定性、溶剤がはみ出るリスクを避けたい場面などでは、意外な効力を発揮するだろう。

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