「今年と比べて3-7割」日本気象協会も2012年春の花粉予想発表

2011/10/13 06:37

花粉飛散数の推移日本気象協会は2012年10月12日、全国・都道府県別の2012年春の花粉(スギ・ヒノキ、北海道はシラカバ)飛散予測(第1報)を発表した。それによると来年2012年春の花粉の飛散状況は、今年2011年春と比べると3-7割となる予測が立てられた。ただし「例年と比べると」多くの地域で例年並みかやや多い見込みで、花粉症対策を怠るに越したことはないようだ(【発表リリース】)。


↑ 日本気象協会発表の、2012年の花粉飛散量予測。上は「例年」比、下は(大量に飛んだ)「前年(2011年)」比
↑ 日本気象協会発表の、2012年の花粉飛散量予測。上は「例年」比、下は(大量に飛んだ)「前年(2011年)」比

発表によると2012年春の花粉の飛散数は、今年2011年の春に比べると30-70%と少ないが、「例年に比べると」多くの地域で同じかやや多い見込みであるとのこと。日本気象協会では1987年より花粉飛散予測と情報提供をおこなっており、長年の観測値から近年の花粉飛散数を分析。中期的には増加傾向にあるとのこと。2012年春は今年2011年のような大飛散にはならない予想が立てられたが、例年通りの注意は必要になる。

↑ 花粉飛散数10年平均値(例年値)の変化(左:大阪市、右:東京大手町  日本気象協会の観測による)
↑ 花粉飛散数10年平均値(例年値)の変化(左:大阪市、右:東京大手町  日本気象協会の観測による)

花粉の飛散数は夏の気象条件が大きく影響する。一般に気温が高く、日照時間が多く、雨の少ない夏は花芽が多く形成され、翌春の花粉の飛散数は多くなる。つまり特定の年の夏の気象状況を精査すれば、その翌年の花粉飛散程度を推し量れることになる。

2011年の夏の気温は、全国的に平年より高く、日照時間は、「近畿地方から北海道にかけての地域は平年並」「九州・四国・中国地方は平年より少なく」なった。また降水量は「中国・近畿地方から北海道にかけては平年並か平年より少なく」「九州・四国地方は平年より多」かった。これらのことから、2012年春の花粉の飛散数は「中国・近畿地方から北海道にかけての多くの地域は例年並か例年よりやや多い」「九州と四国は例年よりやや少ない」との見込みを同協会では立てている。

ただし記録的な猛暑となった2010年の夏に比べると、2011年の夏は花芽が多く形成される気象条件には至らなかったため、2012年春の花粉の飛散数は2011年の春に比べると少なく、30-70%の所が多い見込みであるとしている。

推測事由や具体的な花粉飛散の度合いは先日ウェザーニューズが発表した予想【来年の花粉は今年比で7割減少の見込み・ウェザーニューズ発表】とほぼ同じで、今年の花粉の猛攻に苦労した(とはいえ今年は震災が重なったため、地域によっては花粉症対策事情はやや特異なものとなったが)朗報といえる。他方、中期的には花粉量が漸増しているという気になる言及も確認できる。対策への心構えは継続的に必要なようだ。 

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