「どん兵衛」35周年記念・東西仕様版を全国発売

2011/10/25 06:44

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「どん兵衛」35周年記念・東西仕様版日清食品は2011年10月24日、カップ麺の「日清のどん兵衛」の発売35周年を記念し、「どん兵衛 きつねうどん」「どん兵衛 天ぷらそば」の東西食べ比べ企画商品を、同年11月1日から期間限定で全国展開すると発表した。価格はいずれも1つ170円(税別)。「うどん」「そば」それぞれ東西版、合わせて4種類の商品が展開される。日清食品自身からの出荷は11月月内のみの予定(【発表リリース】)。



↑ 「どん兵衛 きつねうどん」「どん兵衛 天ぷらそば」東西版
↑ 「どん兵衛 きつねうどん」「どん兵衛 天ぷらそば」東西版

うどんやそばには、歴史的に東西で味の嗜好(しこう)に違いがある。「日清のどん兵衛」は開発にあたり、マーケティング調査を行い、関ヶ原付近に味の境界があることを突き止め、全国展開のカップ麺としては初めて地域別に味を分けた上で商品の展開を行っている。「日清のどん兵衛」は1976年の発売以来、35年間、西日本と東日本で味を分けて販売を続けている。

東西対決具体的には東日本仕様は "かつおだし" が効いたしょうゆ感のある色の濃いつゆ。西日本仕様は "昆布だし" がしっかり効いた、だし感があり色の薄いつゆが特徴。通常は「日清のどん兵衛」は東日本仕様、西日本仕様の商品をそれぞれの地域のみ出荷しているが(北海道は「北のどん兵衛」ブランドとして、さらに違った味わいのどん兵衛を販売)、今回どん兵衛の東西の味の違いに関するウェブサイトなどでの話題の高まりに注目し、さらに発売35周年を記念する形で、期間限定で「食べ比べマーク」を印刷したパッケージで東西両方の仕様を全国展開することとなった。今回の企画商品では東日本仕様と西日本仕様、それぞれの「こだわりのおいしさ」を味わえることになる。また、どん兵衛ブランドサイト(【http://donbei.jp】)では東西どん兵衛の人気投票を10月26日から実施する。

今回の東西どん兵衛は、麺・つゆ・具材共に通常販売している「どん兵衛 きつねうどん」「どん兵衛 天ぷらそば」と同じ。上ぶたに食べ比べマークを入れているのみ(通常は上ぶたの企業ロゴの横部、および、側面の原材料表示の下に東日本向けは(E)、西日本向けは(W) を表記)。

リリースで説明されている、東西の違いは次の通り。

●「日清のどん兵衛 きつねうどん」
(1)つゆ
東日本:しょうゆのうまみと香りに、かつおと昆布のだしを加えた色の濃いうどんつゆ。
西日本:かつおと昆布のだしを上品に調和させた、うまみが後を引く色の薄いうどんつゆ。

(2)具材
東日本:しょうゆのうまみと甘みを強めた味付けの柔らかでジューシーなおあげ。
西日本:甘みを強めた味付けの柔らかでジューシーなおあげ。

●「日清のどん兵衛 天ぷらそば」
(1)つゆ
東日本:かつおだしの風味が特徴の、しょうゆのうまみを利かせた色の濃いそばつゆ。
西日本:かつおと昆布のだしを上品に調和させた、すっきりとした味わいの色の薄いそばつゆ。

うどん・そばの東西のつゆの違いは、話のネタとして良く挙がるが、引っ越しや出張、帰省などで東西日本間を行き交う機会が無いと、体験することは難しい。今回の企画では従来両地域それぞれでしか入手できない「味」を一か所で楽しめるため、「食べ比べ」が可能となる。記憶に頼らず、目の前にある両商品を相互に口にしながら、その違いを確かめられる、またとない機会といえよう。


■関連記事:
【東西日本の「肉」の違いをまとめてみる】

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