サークルKサンクス、POSレジでお客や店員に警報勧告を行うシステム導入

2011/11/04 07:01

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警報勧告システム【サークルKサンクス(3337)】は2011年10月31日、同年11月9日から同社が運営するサークルK及びサンクス店内のPOSレジに設置されている、カスタマーディスプレイ(お客側で見ることが出来るレジ表示画面)・オペレーターディスプレイ(レジを打つ従業員側のレジ表示画面)を活用し、大津波警報や土砂災害警戒情報、大雨・洪水・暴風などの各種警報の発令を店内のお客や従業員に知らせる「警報勧告システム」を導入すると発表した。総合気象サービスのウェザーニューズが協力・提供するデータが表示される(【発表リリース、PDF】)。


↑ お客側の画面表示事例
↑ お客側の画面表示事例

↑ 勧告対象の警報(SCS…ストアコミュニケーションサーバ。店内事務所に設置される端末で、情報の管理・分析・コミュニケーションツールとして活用されている)
↑ 勧告対象の警報(SCS…ストアコミュニケーションサーバ。店内事務所に設置される端末で、情報の管理・分析・コミュニケーションツールとして活用されている)

今回導入されるシステムは、総合気象サービスのウェザーニューズ協力のもと、各店に関わる各警報について店内のPOSレジおよびSCS(ストアコミュニケーションサーバ。店内事務所に設置される端末で、情報の管理・分析・コミュニケーションツールとして活用されている)画面に表示されるもの。大津波警報および土砂災害警戒情報は発表時に警告音と音声案内とともに画面へ強制表示され、解除されるまで継続的に通知される。

サークルKサンクス側ではこのシステムを活用し、各種警報をお客や店舗従業員にリアルタイムで周知することで、速やかな災害時の行動につなげていくとしている。

同社の【公開資料(PDF)】などで確認すると、SCSへはすでに定期的な気象情報をウェザーニューズから受けており、このデータを元に気象条件毎の売り筋データの配信なども行われている。今回のPOSを用いた店員・お客双方への公知システム導入も、その下地があってこそのものだろう。

先の東日本大地震・震災以降、地域社会におけるコンビニの重要性はますます高まりを見せている。それと共に単なる物品やサービスの販売だけでなく、多種多様な役割も(これまで以上に)求められるようになりつつある。今回の「各種自然災害関連の警報周知」もまた「役割」の一つとして、注目されていくに違いない。

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