手話も可能な新型ASIMO発表

2011/11/09 06:34

新型ASIMO[ホンダ(7267)]は2011年11月8日、世界初(ホンダ調べ)の自律行動制御技術を新たに搭載した、ヒューマノイドロボット「新型ASIMO」を発表した。従来型のASIMOと比べ自律性がさらに高まり、人の操作を介在せずに連続して動き続けることが可能となっている。さらに知能面、身体面ともに状況適応能力が格段に向上し、多くの人が行き交う公共の場所や、オフィスなどの環境での実用化に、また一歩近づいたとホンダ側では説明している(【発表リリース】)。


↑ 新型ASIMOを伝える報道。
↑ 新型ASIMOを伝える報道。【直接リンクはこちら】

Hondaでは「技術は人のために」という創業の精神のもと、新しい製品の創造や技術の進化に挑戦している。ヒューマノイドロボット(人型のロボット)研究についても、人の役に立ち、人間社会の生活を豊かにするという夢の実現に向けて、ヒューマノイドロボット「ASIMO」の開発を継続中である。

今回発表された新型ASIMOの特徴は次の通り。

1.知的能力の進化
入力情報を元に状況判断や行動決定を行うシステムを開発。状況の変化に合わせた対応が可能になる。

↑ 周囲の人の動きを予想して対応した動きを取る
↑ 周囲の人の動きを予想して対応した動きを取る

2.身体能力の進化
脚力をアップし、歩行や走行、バック走行、片足ジャンプ(ケンケン)、両足ジャンプなどを連続して行えるように。

3.作業機能の向上
各種センサーを内蔵し、さらに各指を独立して制御する高機能小型多指ハンドを開発、導入。さまざまな作業を行えるように(手話表現も可能に)。

↑ 手話も可能に
↑ 手話も可能に

ホンダではこのようなヒューマノイドロボット研究から生まれるロボティクス技術と応用製品の総称を「Honda Robotics」と定めると共に、今後もヒューマノイドロボット研究を継続。さらに量産製品への転用や応用製品の実用化にも積極的に取り組んでいる。

この「Honda Robotics」の考え方を踏まえて今回、ASIMOでつちかった多関節同時軌道制御技術と姿勢制御技術を応用した、人が立ち入れない危険な場所や、足場が不安定な場所で作業を行う「作業アームロボット」の試作機も公開している。


↑ 作業アームロボットの稼働のようすを映した公式動画。
↑ 作業アームロボットの稼働のようすを映した公式動画。【直接リンクはこちら】

「作業アームロボット」の代表例のように、人間本人では困難な場所での作業を代替してもらうことや、医療介護面での応用など、今回発表されたASIMOとそれを取り巻く「Honda Robotics」には、多方面での展開が期待できる。技術は研究と蓄積の積み重ねで進歩することを考えれば、しっかりと先が見極められる道を歩んでいる技術が一歩一歩前に進んでいる様子は、非常に頼もしく見受けられる。

将来ASIMOの子孫達が多彩な場所で活躍する様子を夢見ながら、さらなる前進に心弾ませたいものである。

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