データはPDFで保存・電子黒板メモ「ブギーボード」に保存機能搭載版「Boogie Board Rip(ブギーボード リップ)」登場

2011/11/13 06:42

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Boogie Board Rip(ブギーボード リップ)【キングジム(7962)】は2011年11月8日、アメリカのKent Displaysの子会社である iMPROV ELECTORONICSが2010年よりアメリカで販売している電子メモパッド「Boogie Board(ブギーボード)」に、データ保存機能を搭載した新機種『Boogie Board Rip(ブギーボード リップ)』を同年12月2日から日本国内で輸入発売すると発表した。価格1万4800円(税込)。サイズは282×179×13ミリ、液晶部分は205×141ミリ(9.5インチLCD)、重量325グラム。ポリマーリチウムイオン電池を内蔵(充電式)し、1日8時間使用で約5日間・スタンバイ状態で約100日間使用可能、充放電回数(電池寿命)約400回(電池の交換は不可能)(【発表リリース】)。


↑ Boogie Board Rip(ブギーボード リップ)
↑ Boogie Board Rip(ブギーボード リップ)


↑ 海外での展示会での様子を取材した映像。
↑ 海外での展示会での様子を取材した映像。【直接リンクはこちら】

「ブギーボード」シリーズは感圧式の液晶画面を採用し、付属しているステンレス製のスタイラス(描画用のペン)の他、指先などでもパネルに描画することが可能な電子メモパッド。ボード上部にある消去ボタンで描画したものを一瞬で消去することができ、消去以外は電力を消費しない。これまでに8.5インチLCD・10.5インチLCDタイプのものが発売されている(【電子黒板メモ「ブギーボード(Boogie Board)」の10.5インチ大型版登場・今版は電池交換も可能】など)。

今回発売の「Boogie Board Rip(ブギーボード リップ)(BB-3)」は、前作ブギーボード(Boogie Board)(BB-2)の利用者などから要望の多かった、「データ保存」機能を搭載したタイプ。メモを書く前にボード上部の「Wakeボタン」を押すことで、データを保存できるスタンバイ状態になり、専用のスタイラスでメモを書いた後、「Saveボタン」を押すとその内容が内蔵メモリに保存される。PDF形式データで8MBまで保存することができ、保存したデータは、本体付属のUSBケーブルでパソコンと接続することで、転送・閲覧が可能となる。

「専用スタイラスで書いた内容のみ保存可能」「他のスタイラスやペンなどでも書き込みはできるが、保存はできない」「PDF化されたデータの線画はすべて同じ太さになる」「パソコン上に転送したPDFファイルを再びブギーボード リップに再転送することはできない」「充放電による電池寿命は約400回」などの留意事項があり、「万能のデジタル黒板」と呼ぶには今一歩足りない感は否めない。もっとも長短所を把握した上で、利用シーンを吟味すれば、大いに重宝されるに違いない。

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