セブン&アイHD、長野県で全国初の買い物弱者対策・移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」運用開始

2011/11/18 06:41

イトー ヨカドあんしお届け便【セブン&アイホールディングス(3382)】傘下のイトーヨーカ堂、セブン-イレブン・ジャパンは2011年11月17日、利用客の買い物支援として長野県では初の試みになる移動販売「イトーヨーカドーあんしんお届け便」「セブンあんしんお届け便」の運用を、同年11月24日から長野県坂城町、長和町、東御市で順次開始すると発表した。なおイトーヨーカ堂による専用車両での移動販売実施は、今回が初めてとなる(【発表リリース】)。

↑ 「セブン安心お届け便」(車両本体)
↑ 「セブンあんしんお届け便」(車両本体)(再録、軽トラック)

↑ 「IY便」(車両本体)
↑ 「イトーヨーカドーあんしんお届け便」(車両本体)(3トントラック)

少子高齢化や人口減少の進展、ならびに生鮮食料品販売店などの小売店舗をはじめさまざまな拠点数の減少といった社会環境の変化を背景に、住んでいる地域で日常の買物をする上で、不便・困難を感じる人、いわゆる「買い物弱者(買物困難者、買物難民)」が増加している。このような日々の買物に難儀している人への支援は高齢化社会において、重要かつ解決優先順位の高い課題。

セブン&アイホールディングスではこの「買い物弱者」問題を、地域を支える小売事業者の立場から重要視。買物や食生活をサポートする点で、同社が果たすべき役割は大きいと認識。一連の「移動販売専用の車両」の新規開発に至る。そしてこれまでセブン-イレブン・ジャパンによる「セブンあんしんお届け便」を用い、現在実証実験も兼ねた小規模運営を各所で実施している。

今回、長野県で初めて稼働する「イトーヨーカドーあんしんお届け便」には、生鮮食品を中心とした食料品、日用品、衣料品まで幅広く約500アイテムを搭載。「セブンあんしんお届け便」と合わせ、使用頻度の高い生活必需品を揃えた移動販売車両として、集会所や事業所、住宅への巡回販売を展開する。

なお長野県で初めて稼働する「イトーヨーカドーあんしんお届け便」の仕様は次の通り。

・常温、冷蔵の2温度帯での販売
・日よけ、雨の日対策用にタープを設置

↑ タープの設置
↑ タープの設置

・暖房設備、車内天井にLED照明を使用。商品告知用のテレビモニターを設置
・販売商品は約500アイテム(価格は店頭価格と同じ)。肉、魚、野菜、果物などの生鮮品、牛乳や卵などのデイリー食品。他に菓子や調味料などの加工食品、衣料品(肌着)、トイレットペーパーなどの日用雑貨

↑ 肉魚野菜生鮮品棚(左)と日用品・加工品棚(右)
↑ 肉魚野菜生鮮品棚(左)と日用品・加工品棚(右)

・決済方法は店舗で使っているPOSレジ(ポイント付与は翌日反映)

↑ 通常店舗と同様のPOSレジ
↑ 通常店舗と同様のPOSレジ

・営業曜日は月曜から金曜(スタート後しばらくは週4日)

今回の発表によると、「セブンあんしんお届け便」は5月の茨城県を皮切りに、すでに7月に熊本県・宮城県、8月に広島県・熊本県、10月には宮城県、11月初旬には栃木県の各店舗で移動販売を開始しており、今回の長野県で8か所目となる。また「イトーヨーカドーあんしんお届け便」は今回が初めて。今後も地域によって異なる状況下でどのような運営をしていくのがベターなのか、共通部分と各パターンでの最適化を模索しながら、大規模展開に備えた経験取得を続けるに違いない。

特に今回は「セブンあんしんお届け便」より規模が大きく、取扱商品の範囲も広い「イトーヨーカドーあんしんお届け便」の登場が注目に値する。運用コストとの兼ね合いも合わせ、動向が気になるところだ。

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