「小学三年生」「小学四年生」来年2月売り号で休刊

2011/12/02 06:24

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小学四年生小学館は2011年12月1日、同社が発売している小学生向け学習雑誌のうち、「小学三年生」と「小学四年生」について、2012年2月3日売りの3月号をもって休刊すると発表した。プレス向けのリリースで報道が行われ、電話取材によって事実が確認された(【小学館公式サイト】、ネット上での公式発表は無し)。


↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移
↑ 小学一年生-六年生の印刷証明付き部数推移(2011年7-9月期まで対応)(再録)

「小学三年生」は1924年、「小学四年生」は1923年に創刊した小学生向け学習雑誌。小学館の他誌「小学一年生」など共に「小学-年生」シリーズを構成し、多くの小学生に愛される雑誌として知られていた。しかし【「小学1年生」-「小学6年生」の部数変化をグラフ化してみる(2011年7-9月分反映版)】にもあるように少子化の影響をはじめメディアの多様化、趣味趣向の広域化などを受けて需要は逓減。直近期では「小学三年生」が4.2万部、「小学四年生」は2.7万部(印刷証明付き部数)まで発行部数が減少していた。

すでに「小学五年生」「小学六年生」が休刊していることから今回の休刊決定により、「小学-年生」シリーズは「小学一年生」「小学二年生」を残すのみとなる。また休刊誌読者層の受け皿となるべく創刊された「ガクマンプラス」もすでに休刊している状況も合わせ、今回の休刊決定は雑誌需要の変化をあらためて認識させる出来事といえよう。

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