セブン銀行、同行をかたるフィッシングメールに注意喚起

2011/12/05 06:36

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フィッシングメールに引っ掛かる【セブン銀行(8410)】は2011年12月2日、「同行を名乗りインターネットバンキング取引に必要な暗証番号などをだまし取る電子メールがある」(フィッシングサイトへの誘導メール)との情報が、複数の顧客から寄せられているとし、注意喚起を行った。同行では1か月ほど前にも【同じようなお知らせ】を行っており、同様のパターンが再来したものと思われる。同行では該当メールについて、開封や返信は行わず、削除するように注意をうながしている(【発表リリース】)。


↑ 11月の注意喚起のリリースで公知された、フィッシングサイト事例
↑ 11月の注意喚起のリリースで公知された、フィッシングサイト事例

リリースによると今件メールはセブン銀行との取引の有無にかかわらず、多数に向けて配信されているとのこと。同行では自社からのメールでは無いと断じると共に、「絶対に返信やリンク先のウェブページなどでパスワード・暗証番号などの重要情報の入力をしない」よう注意している。

万一メールを受信した場合は、

・開封や配信元への返信は行わずに削除。
・電子メールを開封しても、記載のURLや添付ファイルをクリックしない。
・万一、リンク先や起動した添付ファイルにパスワードなどを入力した場合は、すみやかにセブン銀行に連絡。

の対応を取るよう呼びかけている。

大手金融機関を狙った同様の手法は先日【三井住友銀行、同行をかたるフィッシングメールに注意喚起】でもお伝えした、三井住友銀行などでも多数発生している。まんべんなくではなく、ある一定期間ごとに類似パターンを大量に繰り返す傾向もあるようだ。

リリースでも言及されているが、セキュリティーの向上のために、わざわざセキュリティーの低い行動を顧客に求める金融機関は存在しない(風邪に備えて、と称して寒空で長時間パンツ一丁の姿を強要し、身体検査を行うようなもの)。ネットバンクの利用経験が浅い人の場合、このようなメールにもひっかかる場合が考えられるため、もし周囲に条件が一致する人がいたら、是非共注意喚起をしてほしい。

また今件メールは不特定多数に向けて発せられているため、個人だけでなく法人の財務会計担当が受信する可能性もある。当然万一の際には被害も大きなものとなりうる。オンラインバンキングを利用する立場にある人は、個人も法人も、くれぐれも注意するように。

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