花粉、今年は例年並みかやや少なめ・2月中旬から飛び始め

2012/01/28 06:40

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花粉環境省は2012年1月27日、今年の春におけるスギ・ヒノキを中心とした花粉の飛散予測を発表した。それによると昨年12月に発表した第一報通り、全国的に例年より花粉の飛散開始は遅れ、九州から関東地区で2月中旬、中国から関東北部で2月下旬、東北南部で3月上旬、東北北部で3月中旬頃を予測している。また花粉総量は「例年並み、あるいは例年よりやや少なめ」とのこと(【発表リリース】)。


↑ 2012年スギ花粉前線予測(第2報)
↑ 2012年スギ花粉前線予測(第2報)

リリースによれば花粉の飛散開始時期については、【2月上旬まで記録的寒波の恐れ・日本気象協会が警戒公知】などにもあるように1月の低温の影響を受け、さらに2月も全国的に平年よりも低温で推移すると見込まれるところから、全国的に例年よりも遅くなる見込み。具体的には上記地図にある通り、関東、甲信、北陸地方より西では2月中旬から下旬、東北南部で2月下旬から3月上旬、東北北部は3月中旬となると予測される。

また、スギ・ヒノキ花粉の飛散ピークについては、飛散ピーク期間中、最も花粉飛散量が多くなるのは、大体九州で2月下旬、関東南部から北陸、東海、近畿、中国、四国は3月上旬、関東北部で3月中旬となっており、東北地方では3月下旬になる見込み。なお総飛散量については、全国的に例年並みか例年よりもやや少なくなると予測されている。

リリースでは花粉の影響を受けにくくする基本的対策として、

・マスク、メガネを着用する。特にマスク内側の鼻口部分に枕ガーゼを当てると効果が高い。
・換気時にはレースのカーテン等で遮るとともに、開窓を10cm 程度にとどめる。
・掃除はこまめに行い、掃除機の使用だけでなく、濡れ雑巾やモップによる清掃を行う。
・洗濯物は屋内に干す。
・衣類の素材は羊毛や毛織物は避け、ポリエステルや綿製品で起毛のないものを着用する。

などを掲げている。いずれも花粉対策としては良く知られている手法ばかりだが、それはシンプルで手がけやすく、そして効果的なものだからに他ならない。毎年花粉に悩まされている人は、装備・対応の点検やチェックリストの作成など、怠りの無い「準備」対応をしておこう。


■関連記事:
【「今年と比べて3-7割」日本気象協会も2012年春の花粉予想発表】

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