サークルKサンクス、移動販売車「WAKU WAKU号」の稼働を9日から宮城県で開始
2012/02/07 05:40




↑ WAKU WAKU 号外見と内装解説
今回導入される移動販売車は、軽自動車をベースにした車両。2つの温度帯(5度と18度)を管理できるように改造されている。移動販売車では、当初、弁当・おにぎり・調理パン・デザートなどから、日用品に至るまで買い物の不便地域で必要とされるものを中心とした商品を搭載。今後利用者側の要望に即し、品揃えを変更していく。
設備は手洗い場(従業員用だがお客も利用可能)、スピーカー(到着を知らせる)。決済方法はハンディタイプのレジスターを使用し、現金のみの支払いとなる。なお販売商品価格は、すべて店舗販売価格と同じ。
訪問時間は巡回先で順次設定するが、直近の予定としては2月9日から毎週木曜日午前11:30-午後1:00まで「にっこりサンパーク」、2月10日からは毎週金曜日午前11:30-午後1:00まで「せんだんの杜ものう」が決定している。そのほかにも高齢者介護施設などへの訪問を予定。
被災地へのサポート、さらには「買い物弱者」対策としての、トラックなどを改良した・独自車両を新設しての移動販売車両の展開としては、いわゆる「コンビニ四天王」のうちセブンイレブン・ローソン・ファミリーマートが実施している。今回サークルKサンクスが導入したことで、主要4コンビニすべてが配することとなった。
移動販売車両による物品の販売とサービスの提供、その他各種運用は、未知の部分が大きい。各社とも試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ独自のスタイルを構築しつつ、展開を進めているように見える。今回紹介したサークルKサンクスの事例も含め、コンビニ各社の対策に注目していきたいところだ。
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