「仮病部下 ツイートするな! 旅行なう」毎年恒例サラリーマン川柳優秀作品投票開始

2012/02/17 06:20

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川柳第一生命は2012年2月16日、毎年恒例の「サラリーマン川柳コンクール」において、ノミネートされた作品100句を発表すると共に、投票の受付を開始した。同年3月15日まで投票が行われ、その結果としてベスト10が同年4月下旬にも発表されることになる(【該当ページ】)。


↑ 私が選ぶサラ川ベスト10
↑ 私が選ぶサラ川ベスト10

「サラリーマン川柳」は哀愁や情景、楽しみなど、サラリーマンをテーマにした川柳(五七五で形成される短文)を応募し、読者選考を行って優秀作品を決める主旨の大会。今回の投票で25回目を迎えることになる。就労人口がもっとも多いであろうサラリーマンにスポットライトをあてているため、その年その年の世情が色濃くにじみ出ているのも特徴の一つ。

今回は一般応募として2万7184句が投稿され、そのうち100句がノミネート。今回の投票の対象となった。

 キレやすい 部下を替えたい LED
 便座さえ オレに冷たい 会社内
 スマートフォン 妻と同じで 操れず
 節電で 早く帰ると なげく妻
 これほしい 娘のプレゼン ジョブズ並み
 つい言った 無口な僕も ツイッター
 電光板 流れる文字は 節電中
 妻がした 計画停電 オレの部屋
 鍋奉行 仕事に活かせ その仕切り
 EXCELを エグザイルと 読む部長

今年は例年以上に社会情勢を強く反映して、健康や親子夫婦関係、会社での上司部下の間柄の話以外に、スマートフォンやツイッターなどのデジタル回りの話、そして震災そのものや節電関連といった時節関連の川柳が多く取り上げられているのが特徴。あえてこのようなテーマを100句として抽出したのではなく、投稿作品全体がその傾向を色濃くしていたものと思われる。実に「今」を非常によく見通せる内容となっている。

なお投票した人の中から抽選で「スーパーギフトチェック」「ホームベーカリー」など合計で1100人に当たるプレゼントも用意されている。「当たるかな ダメで元々 応募しよう」「まず応募 当たる当たらぬ 神頼み」というわけではないが、世情を思い起こし、そして楽しみながら投票してみるだけの価値はあるというものだ。

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