通販大手のニッセンがギフト販売のシャディを買収

2012/02/22 06:45

提携通信販売大手の【ニッセンホールディングス(8248)】は2012年2月21日、現在コーヒー大手UCC(ユーシーシーホールディングス)の完全子会社でギフトの販売を行っている「シャディ」を買収し、完全子会社化すると発表した。またニッセンは保有分自社株の割り当て及び第三者割当による新株発行(第三者割当増資)をUCCに行うことにより、ニッセンがUCCの持分法適用会社(議決権ベースで20%)となる資本提携を行う予定であるとも発表している(【発表リリース】)。

↑ 今件取引概念図(リリースから。一部修正)
↑ 今件取引概念図(リリースから。一部修正)

今回ニッセンがシャディを買収した理由についてニッセン側では、シャディが持つ全国3000店舗程の対面販売力を用い、特に今後市場拡大が期待できるシニア層を拡大、ニッセン側の商品力やサービス力などを融合させた効果が期待できるとしている。またシャディ側にもコスト競争力や商材の強化が図れるだけでなく、ニッセンの商材を用いることでイベントアイテムの提案や企業向け事業の領域拡大、スケールメリットなどが得られるとのこと。

またニッセンとUCCの資本提携は、デジタルツールを用いた市場規模の拡大で、業種の垣根を越えた通販市場の競争が激化していることを受け、シャディを傘下に持つ(、そしてシャディの経営を熟知している)UCCとの提携が得策であるとのニッセン側の思惑と、ニッセンの流通販売網を活かした自社商品展開の機会創生・拡大を望むUCC側の意図が一致したものによる。

今件リリースを読み説く限りでは、通販領域における効率化・市場の共有化による相乗効果を狙っているほか、「インターネット、携帯電話、スマートフォン」「シニア層」など、小売業界共通の注目点を明確に視野におさめているのが分かる。一方、今回の一連の買収・提携でどこまで成果が上がるかは、具体的な提携後の動きを見ないと判断は難しい。現状における問題点を的確に認識し、それに対する鋭い切り口による対策を打ち出し、迅速に実行していけば、そして上手くかじ取りを行えば、三社の思惑通りの成果が期待できるだろう。


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