グリーやミクシィなど6事業社によるソーシャルゲームの利用環境向上を目的とした連絡協議会設置

2012/03/22 06:45

協議会NHN Japan、【グリー(3632)】【サイバーエージェント(4751)】【ドワンゴ(3715)】【ディー・エヌ・エー(DeNA)(2432)】【ミクシィ(2121)】の6社は2012年3月21日、各社が運営するプラットフォーム(サービス主体)で提供するソーシャルゲームなどのネットワークゲームに関する市場の健全な発展、利用者による適正利用の推進などを図ることを目的に、同日付で「利用環境向上等に関する連絡協議会」を設置したと発表した。協議会を通じて各種連絡や取り組みを行い、環境の適正化を推し進めるとしている(【発表リリース】)。

リリースによると今回発表の6社は、各社が運営するプラットフォームにおいて従来から、それぞれユーザーの利用規約違反ないし利用規約上の禁止行為について厳しく対処するとともに、ユーザーや開発パートナー各社などに対する啓発活動やパトロールなどに取り組むことを通じ、利用環境の整備を図ってきた。

しかしソーシャルゲームを含むネットワークゲーム市場の拡大が続く中、それらの個別対応だけでは対処しきれない状況が相次ぐことになる。そこで市場のさらなる健全な発展と良好な利用環境の維持・向上、利用者による適正利用の推進、利用者保護の充実・強化を目的として、プラットフォーム事業者で連絡協議会を設け、各プラットフォームにゲームを提供している開発パートナー各社や関係各所とも連携などを図りながら、さまざまな取り組みを開始することとなった。

現時点で発表されている、連絡協議会での取り組み実施案は次の通り。

(1)各種施策に関する情報や意見の交換を行い、利用者による適正利用の促進と利用環境の維持・向上を推進すること
・連絡協議会において以下の施策について定期的に情報交換を行い、実効性のある対策をプラットフォーム各社で共有
 具体例……ゲーム内におけるわかりやすい表示、ゲームの内容の事前確認、未成年ユーザーなどの保護の充実・強化に向けた施策など

(2)リアルマネートレード(RMT、Real Money Trade。実際のお金のやり取り、あるいはそれに類する取引)など、利用環境を阻害する行為に対して適切な施策を推進すること
・良好な利用環境の維持・向上のために、より効果的な注意喚起、警告表示方法などを検討・実施
・連絡協議会において定期的に情報交換を行い、実効性のある対策をプラットフォーム各社で共有

(3)関係各所との連携
・関係各所との意見交換を踏まえ、業界全体での取り組みを随時検討し適切に推進する体制を構築

連絡協議会では今後これらの実施案を踏まえて逐次協議を進め、適切と思われる施策を各参加社毎に実施していくとしている。

ネットワークゲームに関連する問題は、特に金銭が絡む面において、モバイル端末の若年層への普及とソーシャルゲーム利用者の低年齢化と共に、社会問題化しつつあった。警察庁でも何度となく注意喚起が行われており、それと共に各社とも対応策を打ってきたものの、その効力には疑問符を打たざるを得ない面もあり、昨今になってようやく本格的・効果の高い対応が行われる傾向が見受けられる。今回の関係各社による連絡協議会設置も、状況の進展からすると「設置がゆうに1年は遅い」感は否めない。

協議会の設置そのものは高い評価に値する行動。今後はその評議会の意義を十分に活かし、現在の問題点への有効な対応の速やかな決定とその実施、継続的な問題点への改善追及を、協議会が果たし続けることに期待したい。


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