ゼンショー、スーパーの「マルヤ」を完全子会社化

2013/12/24 08:00

牛丼チェーン店「すき家」などを運営するゼンショーホールディングスは2013年12月20日、子会社でスーパーマーケットを運営する「マルヤ」について、完全子会社化すると発表した。金銭対価(1株につき200円)による株式交換方式で行う。マルヤは2014年3月20日付で上場廃止となる予定(【発表リリース:株式会社ゼンショーホールディングスによる株式会社マルヤの株式交換による完全子会社化に関するお知らせ】)。

マルヤは1962年に設立されたスーパーマーケット。消費性向の変化や業界内の競争激化に伴い2007年2月期以降営業損失を計上し続けており、2012年11月にゼンショーの連結子会社化をした上で諸施策を実行、収益改善を目指していた。しかしながら経営状態の改善にはまだ遠く、抜本的な改革を行うには相当規模の投資と大胆なリニューアルを行うための体制構築が不可欠であると判断。その施策を機動的かつ柔軟に行うには、株式上場の維持は難しく、また合理的では無いとし、今回の上場廃止の判断に至った。

ゼンショー側では今回の完全子会社化により、同社の類似他子会社と一体化した上での機動性の向上、経営資源の効率利用化を推し進め、企業価値の向上や収益構造の改善を推し量るとしている。

一般消費者の中食性向へのスライドにより、総合百貨店的なスーパーはともかく、食品スーパーにおいてはそれなりに需要の活性化が見えているはず。しかしマルヤにおいては競合他社との競争激化の波にもまれる形となり、2013年3月期では25億1000万円の純損失を計上、現在進行中の2014年3月期でも14億0800万円の純損失を見込むなど、当初ゼンショーが予想していた以上の業績の悪化ぶりを示している。今回の完全子会社化による状況改善のための施策の集中化、高機動化の判断も、しかるべき結果といえよう。


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