KDDIがau絵文字をドコモと統一へ
2012/04/19 06:30



↑ KDDI発表による絵文字サンプル
これまで、送信側とは違う会社の携帯電話宛にメールを送信した場合、受信側の携帯電話では受信側会社独自の絵文字に置き換わり、送信者が意図しない絵文字が表示されることがあった。これを「絵文字の変化(へんげ)」として楽しむ向きもあったものの、利用者の多くからは「微妙なニュアンスが伝わりにくく、誤解を与えてしまうため絵文字を統一して欲しい」との要望が各携帯電話事業者に多数寄せられていた。
今回の4社の決定はこの声に応じたもので、携帯電話のメールの便宜性向上を図るため、事業者間で検討・協議した結果、各社が今後発売する機種に搭載する絵文字を、ドコモの絵文字をベースとしたデザインに統一することとなった。これによりインターネット上でのコミュニケーションが多様化する中、利用頻度の高いキャリアメールによるコミュニケーションを今まで以上に快適に楽しむことができる。
なおKDDI側の【発表リリース】によると、今回の統一化に伴う対応絵文字は213個。au側ではドコモの絵文字にないau絵文字については、ドコモの絵文字デザインを基調に新たに制作している(統一感をはかるため、ドコモの絵文字開発者の 栗田 穣崇氏(現バンダイナムコゲームス)に全絵文字の監修を受けている)。

↑ 対応表。auの「iPhoneを除く」に注意

↑ 新たに作成されたau絵文字(一部)
また一部のau網内のみで流通していた絵文字は他社との互換性を高めるため、受信時のみ表示可能とし、入力可能な個数を390個へ変更している。さらに従来のau絵文字の一部は、そのままデコレーション絵文字として生まれ変わり、端末にプリセット。他社へもカラフルで動きのある絵文字のまま送信可能になる。これらの対応は2012年夏モデル以降発売するすべてのau携帯電話、Android搭載スマートフォンおよびAndroid4.0以上のスマートフォンに行われる。
なお今件の絵文字共有化に関し、ソフトバンクモバイルは参加しておらず、4月18日の他社共有化の動きに関し、公式サイトでの言及発表は無い。
■関連記事:
【夫婦のメールでのやりとり、3人に2人は「絵文字使います!」】

スポンサードリンク
関連記事